角川スニーカー文庫 エンド・リ・エンド〈１〉退屈で無価値な現実から、ゲエム世界へようこそ。

耳目口 司【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2014/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 280p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041018712
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

耳目口　司［ニメグチ　ツカサ］
著・文・その他

ヤス［ヤス］
イラスト

内容説明

「暇人さん、ワタシとゲームをしませんか？」自称悪魔のハムスターに導かれ、異世界転生を果たした御代田侑。そこは、美少女の幼なじみや義妹、転校生、先輩とのフラグが立ちまくるリア充世界！『主人公』である自分に浮かれる侑だが、再び現れた悪魔の言葉がすべてを変える―「お忘れデスか、これは悪魔のギャルゲーですよ！」たったひとりの『メインヒロイン』を探し出せなければ人生が終わる、究極に理不尽な遊戯がスタート！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

悪魔の作ったギャルゲーに転生した主人公のお話。今回はプロローグという事ですが初っ端からキツイ展開ですね。メインヒロインを攻略する事自体は普通のギャルゲーなのに設定一つでこんな重たい話になるのか。序盤は普通にラブコメしてただけに悪魔ルーニーが本領発揮してからの展開にはかなりダメージくらいました。幼馴染派の自分としては大変ツラいものがある。これからどうなっていくのか気になるので次巻は買うよ。

2014/06/30

[友和]

ギャルゲーの世界に転生してハーレム展開になると思っていたら、終盤になってとんでもない展開になって驚いた。

2014/08/28

[晦夢]

悪魔なハムスターに連れられギャルゲーの世界へ。主人公となった侑のメインヒロイン探しが始まる。序盤はお約束とお約束とちょっとずれたようなキャラやイベントのギャルゲーを主人公の解説とともに楽しんでるような感じ。侑の過去というか元の世界での境遇がかなり深刻でそこに合わせてのこの世界のルールと葛藤が秀逸。好きだけれど告白できない。最後にまた爆弾を落としつつの幕切れ。まだプロローグ的な内容でこのゲーム、世界のルール説明といったところ。丘ルトほどの衝撃はなかったもののかなり面白かった。次巻以降も楽しみ。

2014/07/02

[クロウ]

鬼！悪魔！ルーニー！人の心を弄ぶだけの悪魔のゲーム。好きになってもそのキャラがNPCならもれなく失恋、相手からの好意も切り捨てろ、と。それだけに、最後のページの茅野のキャラ紹介にある「隠し要素」が泣けるなぁ。幼なじみ……何がダメなんだよチクショウ！

2014/12/27

[しぇん]

丘ルトロジックの耳目口先生の復活作という事で購入。前作の若さで書かれた勢いは無くなっているような気がしないでも無いです。今回はプロローグで終わってしまいましたので前半は退屈でしたが、後半でようやく悪魔のゲームの底意地の悪さが出てきたので続きの展開に期待です。

2014/06/30