出版社内容情報
花嫁の結婚の時と何年後かの姿を追って作る番組で、スタッフが目にしたのは自分の母親の花嫁姿だった。一方、女子大生の亜由美は孤独死した老女が遺した日記帳を受け取るが……。他1篇を収録。
内容説明
「あれは―僕のお袋だ」ある花嫁の、結婚後の姿を追うドキュメンタリー番組を製作することになった片丘。列車をバックに花嫁が映っている映像を見て、幼い頃別れた自分の母親だと気付く。一方、女子大生の亜由美が、警視庁の殿永と食事へ行く途中、殿永のケータイに連絡が入る。現場へ着くと、ゴミに埋まった女性の死体があった。その人物は日記を遺しており―。花嫁シリーズ第22弾。表題作の他、「花嫁は天使のごとく」を収録。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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トモココ
10
ゴールデンウィークの始まりは、赤川次郎さんの花嫁シリーズから。変わらずドン・ファンがいい所で登場します。事件もスッキリ解決していい気分です。(^o^)/2015/05/03
シェラ
8
さらっと読み切ってしまいました。ドンファンが良いですね!2015/05/05
鍵ちゃん
7
「あれは僕のお袋だ亅ある花嫁の結婚後の姿を追うドキュメンタリー番組を制作するとなった片道列車をバックに花嫁が映っている映像を見て、幼い頃別れた自分の母親だと気づく。一方、女子大生の亜由美が警視庁の殿永刑事と食事へ行く途中、殿永の携帯に連絡が入る。現場へ着くと、ゴミに埋まった女性の死体があった。その人物は日記を遺して…。2020/10/10
ちぴこ
7
一時間程でサラッと読み終わってしまった☆2019/11/13
aki-M
3
2つの短編集が読める花嫁シリーズはずっと読んでます。軽快にさらっと読めるのですが、冤罪や抗えないサラリーマンが背景にありと考えさせられます。こんなに軽くしちゃっていいものかと思ってしまいます。だけどこのシリーズは読み続けてしまいます。2017/04/17