角川ホラー文庫<br> アイズ

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角川ホラー文庫
アイズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041017951
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

世の中にはまだ科学では説明できない現象が存在する―旧友との再会で呼び覚まされる、過去の悪夢(「鍵穴」)。ホテルの窓辺にあられもない姿でくくられた美女(「クライ・アイズ」)。マンションの表札に残される不気味な落書き(「しるし」)。ゴルフ場に横たわる、何かに背中を刺し貫かれた死体(「杭打ち」)。川べりのアパートで起こる数数の怪奇現象(「櫓」)など、日常と非日常の狭間に潜む恐怖を描く、著者真骨頂の傑作ホラー短編集。

著者等紹介

鈴木光司[スズキコウジ]
1957年静岡県浜松市生まれ。慶應義塾大学仏文科卒。90年第2回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞となった『楽園』でデビュー。95年発表の『らせん』で第17回吉川英治文学新人賞を受賞。2013年『エッジ』で、アメリカの文学賞であるシャーリイ・ジャクスン賞(2012年度長編小説部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cao-rin

19
あの「貞子」の生みの親、鈴木光司氏の短編集。「リング」のような派手なホラーではないし、それほど怖いという事もなかった。エンターテインメント的なホラーがお好みの方には物足りないと思う。どれも日常生活の中で起きる、少し説明のつかない話。しかも登場人物達はその怪奇に気づいてもいない。それでもどこか不穏な空気が漂い、全体を通してどこかねっとりとまとわりつくような雰囲気を出すのは上手いなと思う。「しるし」、「タクシー」、「櫓」がよかった。特に「しるし」は人知を超えた、子供が親を想う心にウルッときた。2017/01/22

よみーぬ

12
死の匂いが頭の中にこびり付くような八つの短編集。どの短編も単純に怖いお話、という訳ではなくて、なんというか山中に佇む廃墟を訪れたような感覚を味わった。埃とか朽ちた木とか、土とか、そういった様々な死骸の匂い。廃墟そのものが怖いのではなくて、そこに生の残骸を見出して、背筋が寒くなるような感覚。変な話だけど、そういう匂いが心地よくて、すらすら読むことができた。著者の別作品も巡ってみようと思う。2017/01/07

じゅんぢ

11
全く怖くない。何が怖かったかしいて言えば、最初の話の鳥居の死にかた。あんな状況で死にたくないと思った。2016/10/20

ヘビメタおやじ

11
読みやすいのは確かです。おお、となることもないけれど、なーんだ、となることもありません。お手軽に不思議な雰囲気に浸れます。幽霊アパート、懐かしかったです。2015/07/30

Shinya

6
audibleにて、再読。2017/10/02

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