内容説明
画商チャーリー・モルデカイは、マドリードのプラド美術館からゴヤの名画をかっぱらい、アメリカ・ニューメキシコ州の石油王に配達した。やばい仕事で命を狙われモルデカイは這々の体で故郷のイングランドに戻り鉱山の洞窟に身を潜めた。アメリカ大使館のブルーチャー大佐は、モルデカイを助ける代わりに、捜査対象と結婚し金の流れを突き止めてほしいという。夫となったモルデカイは、今度は妻から暗殺の依頼を受け―。
著者等紹介
ボンフィリオリ,キリル[ボンフィリオリ,キリル] [Bonfiglioli,Kyril]
1928年、イギリス・イーストボーン生まれ。画商、編集者、小説家。85年、肝硬変で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MATHILDA&LEON
24
シリーズ第2弾。突拍子もない事件の数々に引きずり込まれる主人公モルデカイに若干の同情を感じつつも、いい意味での緊張感に心地よさを感じる。仕方無しにとは言え結局妻の言いなりになってしまったうダメ男だが、そういう人間らしいところにも何故か好感が持ててしまうモルデカイ、本当に魅力的だ。2015/07/23
瀧ながれ
20
うっかり石油王の未亡人と結婚してしまったチャーリーは、「巻き込まれ」というよりも「投げ込まれ」の勢いで次々と危機に陥る。生死をわける綱渡りの糸はピアノ線並みに細いよ、しかもこんな状況でも敵を作りすぎだよモルデカイ。…さっさと離婚したほうがいいと思うけど、けっこう彼女を気に入ってるんだね…。忠実なジョックが戻ってきたことは、お祝いするよ。2015/02/18
けいちゃっぷ
7
まるで連続冒険活劇もののように前巻の大ピンチもクリアできたモルデカイ。 ところが石油王の未亡人と結婚したことにより、またも活劇の幕が開き、可哀想なくらいに渦中に放り込まれる。 奥様を愛しているのかよくわからんが、頼まれたことには逆らわないのですね。 次巻はサンリオSF文庫からでてたようなので、SF活劇かな? 331ページ 2016/07/31
スターライト
5
前巻から続くスピード感あふれる展開は、本巻でも健在。チャーリーを次々と見舞う災難は、向こうからやってくるものもあるが、チャーリー自身の言動が招き寄せるものもあって、読みながら「ああ、また余計なことを言って」と思いながらページを手繰っていた。前巻からそうだが、しばしば挿入される有名な作品からの引用やら隠喩やらのオンパレードに、作者の蘊蓄の深さと遊び心がうかがえ、こちらも読んでいて楽しい。前巻で死んだかと思われたチャーリーの相棒、ジョックも再登場。やはり二人が揃うとストーリーが引き締まる。次巻も期待。2015/02/23
葛井 基
2
今回はそんな続く感がなくてよかった。一応完結してる。でも何だか分からない。でも面白かった。ま、イイか\(^o^)/2015/03/01