出版社内容情報
五派閥に分かれた世界。〈異端者〉として危険視される少女・ベアトリスは、人々の行動を操るシミュレーション攻撃のデータを入手。裏切り者として追われた彼女たちは、派閥の脱落者の隠れ家で、ある人物に出会う。
内容説明
滅亡後、五派閥に分かれた世界。他人とは違う能力を持つ“異端者”である16歳の少女・ベアトリスは、“博学”派閥が作りだした、人々の行動を操るシミュレーション攻撃のデータを手にし、裏切り者として追われていた。ベアトリスと恋人のトビアス、兄ケイレブは、“無派閥”の隠れ家に辿り着き、トビアスの母・イブリンと出会う。トビアスの父・マーカスは政府内でもっとも影響力のある人物で、その支配をトビアスは怖れていた―。
著者等紹介
ロス,ベロニカ[ロス,ベロニカ] [Roth,Veronica]
1988年生まれ、シカゴ出身。ノースウェスタン大学で創作を学び、『ダイバージェント異端者』を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こめっこ
11
人物がごっちゃになってきた〜。巻末に相関図が欲しいです。2014/12/05
とろとろ
8
何か、勢いで書いている感のある第二部。妄想がどんどん膨らんで止まらなくなるっていう、そんな気迫があって、自分もつい勢いで読んでしまった。2014/08/09
シュクル
7
シリーズ二作目の上巻。映画版は観賞済みです。この手の海外小説はどうにも登場人物や周りの風景、建物のイメージが掴みにくいので映画版がある時は先に観て読むようにしています。前作は一応、起承転結がある程度しっかりしていたと思いますが、今作はどうにも進みが遅く終始トリス目線でしか話が進まないのでトリスの情緒不安定ぶりが際立ち中々話しに集中できません。トビアスや他の仲間の心情が読めないためトリス一人がパニクっている印象です。登場人物が多くなってきており整理するのが大変ですが後半になってからの盛り返しに期待します。2017/11/23
外道皇帝
6
下巻にまとめて書く。2015/06/23
たみき/FLUFFY
6
このシリーズの一作目を読み始めた頃より世界観が奥深く複雑になっている。恐らく『勇敢』意外の他の派閥の動きも描かれているからだろう。『平和』にて、トリスがとあるセラムを注入された際の反応とフォー(トビアス)の対応が面白かった。トリスにも恐らく何らかの隠された才能はまだあるはずだが、フォーも実に複雑な背景を隠している様子。前作下巻であんなにラブラブだったこの二人、この巻では「倦怠期」状態に。まだいろいろとそれぞれの派閥にも何かしらの秘密があるようで、先が気になる展開となっている。2014/07/17