内容説明
王国史上初の女性医師になるという夢に向かい、進級したケイト。中佐に昇級したイーノットとの連絡は途切れたままでも、彼への想いは変わらない。共に医師を目指すリオからの告白にも応えられずにいた。そんな時、“棺の手帳”を探す少年が現れ、ケイトは東部で起きている反乱に巻き込まれていく。傷つく人々の手当てに奔走するケイトだったが、イーノットが命を落としたとの報せが入り!?心震わすラブ&クライマックス!!
著者等紹介
文野あかね[フミノアカネ]
宮城県出身。第10回角川ビーンズ小説大賞読者賞受賞。『女神と棺の手帳』(受賞作改稿)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
19
前巻より、一転してケイトにベタ惚れなイーノットがカッコ良かった!ふっきれた人は強いです(笑)。リオも大変なときケイトを支えてくれました。幸せになってほしいですね。ティムは最後までお茶目でした~(笑)。そして、今回も美麗イラストが素敵すぎ~!2014/08/02
waqwaq
16
シリーズ最終巻。年の差、軍人、ラブ&ミステリーと色々な面で楽しむ事ができたシリーズでした。すれ違いにすれ違いを繰り返していたケイトとイーノットがついに結ばれた時は本当にホッとしました。リオとの関係も納得できる形にまとまり良かったと思います。恋愛本気モード(笑)になったイーノットにドキドキ。ミステリー部分も綺麗に収束して全体的にスッキリできた読後感でした。女だからと軽んじられてきたケイトも医師として徐々に認められていく所も見所だったかなと思います。高星さんのイラストも綺麗で大満足な作品でした。2014/08/10
U
15
完結。最後のリオがイケメンすぎる。掌編でお似合いのふたりだと思ったけれど、リオともふつーにお似合いになったんだろうなあ。切ない。ふっきれたあまあまなイーノットにはニヤニヤというかホッとしました。よ、ようやく……。ジャスティンもめちゃくちゃ強くて良い子だった。正義の子。きっと真っすぐに育つんだろうな。文野さんの子供キャラにいちいち救われる。そしてやっぱりティムが色々美味しくて好きです。あと最後まで高星さんのイラストが素敵で胸いっぱい。2015/09/13
よっしー
13
完結!! 綺麗に纏まった感じかな。少佐の誰を相手にしても揺るぎ無い信念、ケイトの迷いながらも前を見据える所。何時までも幸せにいてほしいところです!!二人揃って仕事バカになってそうですが(笑 そして、気になるのはローワンの説教三時間コース。メンタル削られる気しかしませんでした……2015/08/16
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
13
ついに完結♪前巻の終わりでイーノットと連絡が取れなくなって終わりとても続きがきになっていました。医生のケイトは確実に医師へ自身を持ちながらイーノットへの想いを忘れらないのが、強がっても女の子なんだと思わせる場面がとてもよく感じた。イーノットは独占欲の強い旦那になるんだろうね。2014/08/10
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- 和書
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