角川文庫<br> 夏美のホタル

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角川文庫
夏美のホタル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041016879
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



森沢 明夫[モリサワ アキオ]
著・文・その他

内容説明

写真家志望の大学生・相羽慎吾。卒業制作間近、彼女の夏美と出かけた山里で、古びたよろず屋「たけ屋」を見付ける。そこでひっそりと暮らす母子・ヤスばあちゃんと地蔵さんに、温かく迎え入れられた慎吾たちは、夏休みを「たけ屋」の離れで暮らすことに。夏空の下で過ごす毎日は、飽きることなくシャッターを切らせる。やがて、地蔵さんの哀しい過去を知った慎吾は、自らできることを探し始めるが…。心の故郷の物語。

著者等紹介

森沢明夫[モリサワアキオ]
1969年、千葉県生まれ。小説、エッセイ、ノンフィクション、絵本と幅広い分野で活躍。『ラストサムライ 片目のチャンピオン武田幸三』で第17回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

493
汚れた心が洗われる物語だったよぉ。田舎の風景が鮮明に浮かんでくるよぉ。みんないい人だよぉ。ほんわかが、いっぱい詰まってたよぉ。哀しさも優しく包みこまれたよぉ。蛍を見たいよぉ。久しぶりにウチの奥さんと手を繋いで大きく手を振って歩きたいよぉ。ヤスばあちゃんと地蔵さんに俺も会いたかったよぉ。慎吾と夏美はいつまでも幸せいっぱいでいてほしいよぉ。物語途中から、自然と涙が溢れてきたよぉ。この物語を読んで人の優しさに決して甘えず、自分に厳しく他人に優しい人になりたいです。【読んだ本通算400冊目】2018/11/18

まさにい

410
『夏』『ホタル』の文字と森沢作品であることにつられてこの本を買う。何年かに一度ホタルを見に行きたくなる。蛍の季節は6月の下旬から7月の上旬にかけてのまだ梅雨が明けていない時期である。日が伸びて7時でもまだ明るい時期。仕事が早く終われば2時間かけて奥多摩に行ける。ちょっとした沢に手作りの木の橋がちょこんとできている。その橋の上に立ち日が暮れるのを待つ。この本に出ているように乱舞はしないのだが、暗くなった沢の暗闇の上流からぽつぽつと緑色の淡く儚い光がふわふわと漂ってくる。一つひとつが亡くなった母や祖母や祖父⇒2016/08/28

小梅

408
森沢明夫作品9作品目。雲月の彫った美しい菩薩観音を観てみたい!終盤でまたもや堪えきれず涙…夏美と慎吾のその後も見てみたいな。森沢明夫作品は読んでいて風景が見えるようだし、音や匂いまでしてくるような気持ちで読めます。2017/04/09

Willie the Wildcat

343
3つの恵み。時に、あたかも当然のことのように意識しない恵み。ふと気づくと、喜びとなり感謝となる。別れの真実、写真裏の言葉に込められた想い・・・、地蔵さんの心。ヤスばあちゃんの”お礼”に、夏美のヤスばあちゃんへの”誓い”。生命の奇跡、奇跡への感謝。日々の生活に追われ、この感謝の気持ちをつい忘れがちになる。親孝行したい時に・・・。反省することばかりだが、”心”だけは持ち続けないと!慎吾でなくても、流石に涙腺にくるなぁ。2017/11/14

kanegon69@凍結中

328
美しい日本の四季の移ろい。その中でも初夏から秋にかけての表現が、まるで目の前に映像として映し出されているかのようであった。清流、ホタル、セミ、トンボ、古民家で爽やかな風と共に凛となる風鈴。日本人がもつ大切な心象風景を実に見事に描いている。出てくる人物も素敵な人達ばかりで、後半は涙なくしては読めなかった。私の心の中は優しさで包まれて真夏のごとく熱さえも帯びているが、そばで流れる清流からの涼しげな風を受け、心地よい風鈴の音を聴きながら、静かな気持ちで最後のページを閉じられた、そんな素敵な小説でした。2019/08/07

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