内容説明
ロジオン、ダラステア皇帝(とその小姓)と共に誘拐され、囚われの身となったミレーユ。リヒャルトを蹴落とすために動いているというフィデリオの真意が見えないまま、ついにミレーユは、リヒャルトに婚約解消の手紙を書くことに…。一方リヒャルトは、ミレーユ奪還のため策を練るのだが―!?「ミレーユ―俺を見てください」待つのは幸せな未来か、それとも…?物語は最高潮へ!!
著者等紹介
清家未森[セイケミモリ]
福岡県出身。第4回角川ビーンズ小説大賞読者賞受賞。「身代わり伯爵の冒険」(受賞作改稿)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絳楸蘭
29
泣きながらも頑張るミレーヌが健気で、リヒャルトの幸せ者ー!!と叫びたくなる(笑)フィデリオはフラフラと定まらなくて、何がしたいんだ!貴方自身も可哀想だけど、ミレーヌが可哀想でしょ!!フレッド兄さん頼みます!!2014/09/17
しゅてふぁん
18
手紙の件で取り乱したミレーユが気の毒すぎた。でもしっかりと立ち直れることろがミレーユだな。フレッドの登場にホッとした。人面犬の登場が懐かしくて嬉しかった(笑)2016/05/23
はなりん
18
やっぱり、すんなり解決とはいきませんねぇ。最後に向けての決着だとしてもあまり引っ張らないでほしいなぁ。またまた、不穏なところで終わってるけど、まぁ助っ人も登場しましたし、早くいちゃつく二人を堪能したいです!2015/05/10
ゆり
18
うわあ、今回もなんでここで終わるの!なラスト。ミレーユとリヒャルトが離れ離れで状況もまったく油断ならずシリアスモードの巻でした。フィデリオ様がどういう立ち位置なのかずっとつかめずでしたが……ラストにようやく明らかになった彼の意図に泣きそうに。一度は落ち込んでもリヒャルトのために開き直ってしぶとく努力を続けるミレーユが本当にいいヒロインだな。フレッドの登場も嬉しかった!彼にしてはシリアスでしたが!むしろ生まれていないお世継ぎ様の世話係をめぐってバトルしているらしいソラリーヤ三兄妹に笑わせてもらいました。2014/08/30
翔(かける)
17
なんとか逃げようと試みるミレーユですが、かつてないくらいアウェイな場所なので、いままでのやり方が通用せずじりじりとしてしまいます。寝返ったフィデリオもどっちつかずなので、すっきりとしません。ようやくリヒャルトにもミレーユの糸口がつかめたところで次巻となりました。フレッドの存在が心強かったです。やっぱりこうでなくっちゃ!2016/07/11