角川文庫<br> 財務省の階段

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角川文庫
財務省の階段

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041016367
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



幸田 真音[コウダ マイン]
著・文・その他

内容説明

財務省で将来を嘱望された若手官僚、原田が自殺した。上司の芹川は、昭和初期の財政政策が克明に記されていた原田のノートに導かれるように、財務省の地下室に向かう。原田は何を伝えたかったのか?地下室で芹川が見た日本の暗部とは―?政策の検証を許さなかったこの国に未来はあるのか。国会議事堂、日本銀行、マスコミ、金融市場などを舞台に、日本経済の裏側に巣喰う禍々しいものの正体に迫る!

著者等紹介

幸田真音[コウダマイン]
1951年生まれ。米国系銀行や証券会社で、債券ディーラーなどを経て、95年『小説ヘッジファンド』で作家に。政府税制調査会委員など数多くの公職も歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lara

75
幸田真音氏の作品には珍しい、ホラー経済小説。短編6作品。ホラーと言っても、猟奇的、恐怖を煽る、そんな作品ではない。ただ、舞台となるのが財務省、テレビ局、国会、巨大銀行等で、そもそもそこで働く人たち、関係者は、欲得まみれの妖怪みたいなものかもしれない。2023/04/16

いたろう

44
短編6編。真音さんには珍しいホラー。その舞台は、国会議事堂、日本銀行、メガバンク、財務省、テレビ局、そして、与党の幹事長室と、真音さん得意の経済・金融の現場から、政治の舞台、経済分野の報道の現場まで。まるで都市伝説のような話が連なるが、そもそもが、魑魅魍魎が跋扈する金融、経済、政治の場で、怖いのは、この世のものならぬ存在なのか、はたまた、そこにいる人間そのものなのか・・・。その世界そのものが、実態が見えないホラーの世界なのだから。2016/09/11

shiozy

12
スーパーに買い物に行ったついでに本屋さんへ寄った。時間がなかったので、中身も確認せず、タイトルを見て二冊速攻で買って帰った。あちゃー、二冊とも既読本だった。本書は、日銀や議事堂や財務省などそれらしい標題がついているが、幸田真音らしからぬ怪奇ものである。どこか尻切れトンボ風な終わり方で少々物足りない。焦るとろくな買い物をしないという典型である。(涙)2015/04/24

luther0801

8
金融ホラー短編集。全部、オチがよく分からなかった。2015/12/21

ジーク

8
階段と怪談ですか…。全ての話が絡み合って、で、うーん。個人的には金融市場の窓が良かったかな。2014/08/05

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