出版社内容情報
挙式直前の花嫁が殺害された。遺体に残されていた花嫁人形と同様のものが、大女優・草刈まどかの婚約会見の直後にも発見され、さらに第二、第三の殺人が起こる。大人気シリーズ第37弾。
内容説明
挙式目前の女性会社員が殺された。警視庁の片山刑事と妹の晴美は、自宅まで迎えにきた部下の石津と共に、事件現場に向かう。死体の上に、折紙で作られた花嫁人形が置かれていたことから、“花嫁人形殺人事件”としてワイドショーで取り上げられる。同様の人形が、人気女優の婚約会見の控室でも見つかり、第2、第3の事件へと発展していく。―片山とホームズが辿り着いた、意外な結末とは…!?人気シリーズ第37弾!
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかんめろん
29
読みやすくて冒頭から一気に引き込まれました。今回は登場人物が若くとても賑やかで三姉妹探偵団みたい。三毛猫ホームズシリーズってこんなに軽かったっけ?。若い子の感性の表現が巧み。マスコミの醜悪さの描写も赤川先生らしい。事件の筋書きは…ミステリとしての本格さはないです。片山・晴美・石津がいつも通り和気藹々で楽しめました。ホームズカワユ💕星3つ★★★2024/02/23
akogoma@灯れ松明の火@SR推進委員会
17
シリーズ37作目だそうだが、すでにどこまで読んだかさっぱりわからなくなってる(苦笑)。物語は変わらぬ世界観なので、8割方読んでから既読に気がついたりするのもしばしば。多作すぎる筆者の「最低限の描写」は、結果的に似てしまうからだが、それでもStorytellerとしての構成の妙にはいつもうなってしまうので、腹が立つ(笑)。このシリーズはホームズ(とついでにいつものトリオ)さえ息災なら文句ない。未読を発掘しにいかねば(本作の感想でなく申し訳ないm(__)m)。2017/08/18
白雪ちょこ
10
花嫁シリーズと少し似ている部分もあり、次々と殺されていく花嫁達の側には紙で折られた花嫁人形が。 と言うキーワードが大きく、解いていくうちに、これは愉快犯なのか?それとも殺人気取りの狂ったやつか?と考えていたが、犯人はまさかの人物だったことに驚いた。 理由も揃えて読むと同情する部分もあるが、やはり人の命を奪ってしまっては元も子もない。 そんな当たり前のことも学ばさせてくれる一冊だった。
ぬぬよよ
9
テンポは良いんですが、内容は…。2時間のサスペンスドラマのような感想です。2022/11/06
読書好き・本屋好き堂
8
シリーズ第37弾。 時代が段々近づいてきて、インターネットとかが出てくるように😊 挙式直前の女性会社員が殺された?! 何故か死体の上に折り紙で作られた花嫁人形が置かれていた。 第2第3の事件が起こり、片山たちが謎を解き明かしていく?! ホームズはいつも通りの活躍ぶりだけど、片山刑事がカッコよかった😆💕2023/11/22