内容説明
「既に現われているんだよ、静湖の運命の人は」飲み友達・繁蔵のよく当たる占いを胸に留めつつ、平戸藩の元藩主・松浦静山の娘・静湖姫は、独り身のままもうすぐ三十二歳。そんな折、(謎解き屋)に“開闢以来の凶事”といえる事件が舞い込む。ある巨大な藩の江戸上屋敷で、藩士百人近くの死体が見付かったのだ。調査に乗り出した静湖が辿り着いた、意外な真相とは?そして、静湖の“運命の人”とは!?大人気シリーズ、衝撃の完結巻!書き下ろし。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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