出版社内容情報
東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第5巻は「鎌倉時代」。
内容説明
全盛をほこった平清盛も、その権力は長くは続きませんでした。以仁王のよびかけによって、平氏に反発する源氏などの諸国の武士団が挙兵したのです。平氏をほろぼした源頼朝は鎌倉に幕府を置き、日本史上初めての武家政権を創始します。頼朝の死後、執権の北条氏が権力をにぎり政治を行います。北条時宗は、元寇にも諸国の武士団を指揮してたえぬきました。本巻では、源平合戦から元寇までの時代をあつかいます。
目次
第1章 決戦!源氏対平氏(高まる平氏への不満;立ち上がる源頼朝;源義経の参戦;壇ノ浦の戦い)
第2章 鎌倉幕府、誕生(後白河法皇のたくらみ;守護と地頭の設置;悲しき兄弟対決;頼朝、征夷大将軍となる)
第3章 北条氏と執権政治(頼朝の死と北条氏の台頭;承久の乱;御成敗式目;鎌倉幕府の政治と鎌倉文化)
第4章 大陸との交わり―仏教と元寇(民衆や武士に広まる新しい仏教;モンゴルの襲来;苦しむ御家人と徳政令;ゆらぐ鎌倉幕府)
もーっと歴史が分かる!わくわく特別授業(なるほど図解「金剛力士像の秘密」;ここに注目「武器の歴史」;おしえて!先生(Q&A)・年表)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sofia
27
角川まんが学習シリーズ5。源頼朝、義経、後白河法皇、承久の乱、元寇。何度も勉強して何度も見聞きした話。そこに最近得た知識で思い入れや偏りができていたのをまた平らにされた感じ。2023/04/09
コウメ
24
世界の歴史よんでからじゃ(;-ω-)ウーンイマイチやなおじゃる丸みたいなもんやな!平氏と源氏2019/04/26
shiho♪
20
今年のNHK大河は『鎌倉殿の13人』ということで、家本で鎌倉時代を予習の予習。 鎌倉時代の文学や仏教美術など、文化的な事はわりと知ってるんだけど、政に関してのイメージは平氏や源氏や北条氏や朝廷が出てくるのでごちゃごちゃ。この歴史マンガで大まかに整理できた。 源頼朝亡き後、2代目将軍の頼家は将軍の自覚なし。頼朝の妻、北条政子は実権を取り上げ幕府の有力御家人13人が代わりに政務を行うことになった。なるほど、これが大河ドラマになった訳ね。実権を握った北条氏は朝廷と対立(承久の乱)、政子の尼将軍ぶりがスゴい。2022/01/02
ゆるり
18
嗚呼…壇ノ浦の戦い。源平合戦の終焉。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらわす…。そして真の武士の時代の幕開け。鎌倉幕府。悲しき兄弟頼朝と義経の争い(涙)。 頼朝の妻の実家、北条氏による執権政治。武士の法律、御成敗式目。御恩と奉公。おしん⁈ 元のチンギスハンの襲来で痛めつけられ、幕府の力が弱まっていく…。驚いたのは、天皇や将軍の乳母の夫、という人が、力を持つところ。2021/04/10
はる坊
17
鎌倉時代。前半は頼朝と義経の悲しい物語、後半は北条氏の栄華。義経が怠った頼朝への'報告'が、自身の悲劇を生む。奥州藤原氏と共に滅びる義経の最後は、本当に悲しく劇的である。頼朝が何のために力を手に入れようとしたのか、義経がその理由を知っていたなら、歴史も変わっただろうなーまた鎌倉幕府の将軍は3代で終わり北条氏が執権として力を握っていくが、その時フビライ•ハンが建国した元が攻めてくる。世界史上最大規模の4400隻の艦隊で来た元。絶体絶命の状況で、'神風'が吹く。この日本の運の強さ、凄すぎる。2016/04/24