出版社内容情報
「あぶさん」にはモデルがいた! 投げて、打って、走って、飲む。プロ野球がもっとも豪快で魅力的だった時代を駆け抜けた男・永淵洋三の型破りな伝説を追う、本格スポーツノンフィクション。
内容説明
飲む!打つ!投げる!飲み屋のツケを払うためにプロ契約、代打でプロ初本塁打の後、リリーフ登板…昭和のプロ野球を賑わせた型破りな二刀流選手の伝説。
目次
第1章 九州ナンバーワン左腕
第2章 都市対抗野球のスラッガー
第3章 PH・永渕→P・永渕→9・永渕
第4章 酒仙打者の矜持
第5章 首位打者獲得
第6章 酔いどれの剣豪
第7章 水島新司のひらめき
著者等紹介
澤宮優[サワミヤユウ]
1964年、熊本県生まれ。ノンフィクション作家。青山学院大学文学部史学科卒業、早稲田大学第二文学部日本文学専修卒業。2003年に刊行された『巨人軍最強の捕手―伝説のファイター吉原正喜の生涯を追う』(晶文社)で第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
77
水島新司の漫画「あぶさん」のモデルになった永淵洋三という男の評伝。 今、野球界は大谷選手の二刀流が話題になっているが彼も野球選手として活躍しだした頃はバッターで投手、おまけに外野手も努めたことが書かれていた。またすごい酒豪でありながら深酒をしても翌日には試合に出場して活躍すという漫画「あぶさん」そのものだったことを知る。昭和40年代頃は野球といえばセリーグが中心でパリーグがテレビで放映されることも少なかった。私も彼の名前をうっすら聞いたことはあってもどのような選手だったのこの本で知ることができた。図書館本2017/02/22
snakedoctorK
5
酒豪永渕選手の本。 こういう豪傑はいなくなりましたね。 佐賀のあぶさん、行ってみたいですね。 あぶさんは永渕さんの焼き鳥屋さんです。2015/10/19
Tom Ham
5
読了。図書館で借りました。マンガ「あぶさん」にモデルがいたなんて知ってました?永渕さんが実際に活躍をしている姿は記憶にはないけど、あぶさんよりもあぶさんらしい選手だったようです。また、今から40年前にすでにピッチャーと野手という日本ハムの大谷選手の先を行く二刀流をやっていたなんて・・・驚きの連続のまま一気読みでした。飲み屋の借金を返すためにプロ野球選手になったなんて今では考えられませんよね。面白かったです。2014/11/20
ひで
4
めちゃくちゃ面白かったです。昭和40年代のパリーグは凄いですね!2021/02/01
まさあき
4
酒と男の魅力、凝縮されてます。2015/09/26
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