角川文庫
オリンピック

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041014714
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

読んで楽しむオリンピック文学アンソロジー!観戦記から、近未来SFまで。スポーツの祭典、オリンピックにまつわる文学作品を集めた、アンソロジー。三島由紀夫、沢木耕太郎、田中英光、小川洋子、筒井康隆 、グルニエ、山際淳司、アイリアノスを収録。

千野 帽子[チノ ボウシ]

内容説明

オリンピック、四年に一度のスポーツの祭典。選手たちの躍動の一瞬、勝敗に新記録、会見に奔走する取材陣。文学はオリンピックの昂揚を切り取り、作品に取り込んできた。観戦記から、過酷だった古代オリンピックの逸話、誰も注目しなくなった未来のオリンピックまで。アイリアノス、小川洋子、グルニエ、沢木耕太郎、田中英光、筒井康隆、中野好夫、三島由紀夫、山際淳司による9編を収録。オリンピック・アンソロジー。

目次

東京五輪観戦記(三島由紀夫)
明るく朗らかな運動会(中野好夫)
冠 廃墟の光(抄)(沢木耕太郎)
オリンポスの果実(抄)(田中英光)
たった一人のオリンピック(山際淳司)
冬季オリンピック(ロジェ・グルニエ)
走る男(筒井康隆)
ギリシア奇談集より(アイリアノス)
ハモニカ兎(小川洋子)
スポーツを前に、言葉は限界に挑む(千野帽子)

著者等紹介

千野帽子[チノボウシ]
エッセイスト。パリ第4大学ソルボンヌ校博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

98
カドフェス2019 三島由紀夫の東京五輪観戦記が詩的で印象に残りました。 バレーの試合を給仕サービスとして比喩表現するのは斬新でナイス。テレビでみるスポーツ中継は見たい番組をつぶす退屈極まりない存在ですが、ここら辺でスポーツのルールを調べて自分なりの比喩表現を研究するのもオツです。2019/10/02

s-kozy

65
多様なオリンピックに関する文学作品を集めたアンソロジー。編者の千野帽子は同じ角川文庫から「富士山」のアンソロジー(既読)も出している。スポーツそのものを言葉で表現し尽くすことは難しいが、それに果敢に挑んだ九作品を楽しむことができる。以下にそれぞれの作者とどのオリンピックなのかと内容をまとめる。三島由紀夫・東京オリンピック(1964年)・観戦記。中野好夫・東京パラリンピック(1964年)・観戦記。沢木耕太郎・アトランタオリンピック(1996年)・観戦記。(つづく)2017/10/26

あきぽん

59
古代から未来までを網羅する、オリンピック噺9編。執筆陣は三島由紀夫、筒井康隆、沢木耕太郎、小川洋子など(翻訳物含む)。時代順不同で内容もバラバラ、疾走感あふれる読む「いだてん」です。さあ、体とココロを動かそう‼2019/07/06

めろんラブ 

59
本書はオリンピックにまつわる小説、エッセイ、観戦記などを集めたアンソロジー。タイムリーかと思ったのですが、ギリシア奇談あり、東京オリンピック・パラリンピック観戦記ありと、ラインナップに古(いにしえ)感満載、渋さ全開でした。今なの、リオなの、という方には『Number』などがオススメw三島由紀夫の生真面目さや、山際淳司のスポーツジャーナリスト魂、田中英光の私小説の瑞々しさ、筒井康隆のおふざけ具合などが印象的でした。リオオリンピックも残すところ約一週間。全てのオリンピアンが、ケガなく輝けますように。2016/08/15

けいた@読書中はお静かに

31
オリンピックにまつわるアンソロジー。7月の京都京都旅行で恵文社に行ったときに購入して、オリンピックをまたぎながらちょこちょこ読んでようやく読了。三島由紀夫は堅い生真面目な文章の裏できっとオリンピックを楽しんではしゃいでいたのではなかろうか。イメージとのギャップが面白い。山際敦司の「たった一人のオリンピック」もよかった。「スローカーブをもう一球」も読んだことあるけど、当時は印象に残らなかった作品でしたが、今回は楽しめました。2016/09/02

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