角川スニーカー文庫<br> ムシウタ〈15〉夢謳う虫たち〈下〉

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角川スニーカー文庫
ムシウタ〈15〉夢謳う虫たち〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 392p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041014431
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

利菜、ハルキヨ、アリスら最強の一号指定が集結し、虫憑きたちの最後の戦いが始まった。しかし、反撃の鍵を握る“かっこう”は未だ欠落者のままで!?利菜たちが決死の作戦で最終決戦への道を切り拓くなか、“かっこう”は再び甦り、“C”と“始まりの三匹”との戦いに終止符を打つことができるのか!?そして“かっこう”と“ふゆほたる”の運命の行方は―?それはすべての夢みる者たちが謳う、最高で最悪の“夢の結末”!!

著者等紹介

岩井恭平[イワイキョウヘイ]
某大学理工学部卒業。第6回角川学園小説大賞にて優秀賞を受賞。『消閑の挑戦者パーフェクト・キング』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

44
何度も絶望に潰され、己のふがいなさに膝を落とし、涙に顔を歪めて、銃を握る手は力を失って。耳障りな羽音と、無慈悲で暴力的に、幾つもの命が失われて。それでもなお、諦めきれなかった。謳い続ける事しかできなかった。一寸の虫にも、五分の魂。ならば残りの五分は、夢で、未来だ。繭の中で一度眠りに就いた夢。クリスマスソングに眠り姫が目覚めたら。その地平の先の約束へもう一度歩き出そう。最高でも、最悪でもない。最良でも、最善でも、多分ない。ありきたりで平凡で、そして誰もが見果てなかった夢の先にある。たった一つのハッピーエンド2014/07/20

水無月冬弥

12
岩井恭平先生(@kyoiwai)の #ラノベ ついに終わってしまった。素晴らしかった! アリス派は不満だと思うけど、ふゆほたる派の僕には大満足の結果だった。ただ2人で手をつなぐ、そのための物語であったかなあ、感無量。そして最後の2枚のイラストも最高であった。本当に最高で最悪の“夢の結末"だったなあ、いやあ、ラノベって最高だね! 2014/05/06

ちゃか

11
11年に及んだ長いシリーズが、ついに完結。好きなシリーズだったので、無事に終わってくれたのはうれしいですね。ただ、最後はかなり駆け足だったといいますか、大味な印象があったのでそこは残念。せっかく最終決戦だからと一号指定が集まったのに、なんかパッとしなかったかなぁ、という印象が残る。キャラが増えたのに、メイン以外の彼らは結局その後どうしたのかっていう部分がどうしてももの足りない。なんだかんだ言いつつも、楽しんで読みましたけどね。2014/05/01

鑑真@本の虫

9
完結。 最後は分かりやすく全力の決戦……燃えるじゃないか。 このシリーズは思春期の少年少女に、「夢」というテーマを投げ掛け問い続けた、まさしくライトノベルがあるべき姿だと思う。 その終幕に、この最終巻は相応しかった。 何度も絶望し、手離し、夢を見た彼らにとって、この戦いはどうだったのだろう。 ただ、集う一号指定たちの秘めた想い、戌子を継ぐ「成果」、読み進めるごとに思い出すすべての登場人物と夢。 そうしたものがこの作品を最高峰の傑作と思わせてくれる。 いつか立ち止まったときにまた読たい。 そんな作品だ。2014/11/30

いちろく

9
11年間、初巻から発売日毎に買い続け、読み続けた作品。学生の頃から買い続けた最後の作品だったので、今後このような経験は出来ない、と思うと読み終えた満足感よりも、悲しさの方が読了後に残った。よくありそうな能力バトル物でありながら、毎巻語られるテーマ「夢」に魅せられたからこそ、途中で切らず読み続けられたのかもしれない。長編群像劇の張りめぐらされた伏線が収斂する様は、心地良かった。bug編含む、全24巻。 2014/07/01

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