出版社内容情報
箱の中で目覚めた少年、トーマス。記憶もさだかではなく混乱する彼だが、高い壁の向こうには迷路が作られており、夜間には恐ろしい怪物が現れる。トーマスは、仲間のため、迷路の踏破を目論むことに。
内容説明
トーマスがふと意識を取り戻すと、思い出せるのは自分の名前だけ。見渡す限り広がる草原の先には、大きな壁が見えた。その外に広がるのは巨大迷路。夜になると閉ざされてしまう巨大迷路は、二度と同じ道順にならないという。月に一度、“グレード”に送り込まれてくる少年たち。迷路に隠された秘密を解くためにコミュニティを形成し、それぞれの役割を与えられていた。全世界が虜になったベストセラー、ついに登場!
著者等紹介
ダシュナー,ジェイムズ[ダシュナー,ジェイムズ] [Dashner,James]
1972年アメリカ、ジョージア州生まれ。ブリガム・ヤング大学卒。もとは金融の分野で仕事をしていたが、2003年『A Door in the Woods』で作家デビュー
田内志文[タウチシモン]
1974年生まれ。埼玉県出身。翻訳家、文筆家、スヌーカー選手。短別小説等の執筆や朗読も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とくけんちょ
49
いきなり、物語の中に放り込まれ、そのまま、いろんな謎の渦中で、どんどんとストーリーは展開していく。しかしながら、グイグイと先を読ませる力は凄まじく、いいタイミングで章が変わり、いつのまにかのめり込んでしまっていた。わからないことばかりだが、前に進むしかないという主人公の熱意が伝わってきて、ともに謎を解いていく感覚に陥る。ラストも次につながるラストなので、読み終わっても、物語は終わらない。スピード感あり、次も読もうかなぁと思う。2019/01/31
Rin
48
始めは主人公と同じ条件。何も分からず、主人公が置かれている世界も少年たちが話す言葉や単語の意味も全くの謎。誰か私に説明して!と先を捲ってみたい衝動に駆られながらも我慢。少しずつ世界が見えてきて、朧気ながらも全体像が分かってくると、彼らがどうメイズを抜け出していくのか面白く読み進める事が出来る。設定としては珍しいものではないけれど、それぞれに個性や集団といての意見の衝突、自分たちで作る規則やキーパーたち。個性が表れていて飽きは来ない。そして、最後に興味を引き付けてあんな風に終わるのはずるい。2015/12/19
とろとろ
24
映画が出来てるっていうことで、その原作を読んでみようと思ったのだが、どうにも背景が頭の中に描ききれない。読んでる間もなにかあやふやで、ちょっと霞がかかったような表現、それに最後が尻尾切れ。外の世界もよく判らない。これが最初の著作で、のち17作も書かれているとのこと。こりゃ大変だ。続きを読む気にもならないし……。2015/07/03
純
21
年末にDVDを観たので、原作を読んでみたくなった。面白かった♪翻訳は読みづらいイメージがあったけど、この本は読みやすかった。続きが気になるので、次巻を読んでみようと思う。2016/01/10
siva
14
映画を見て消化不良だったので。原作の少年イメージが映画の役者にぴったりはまっていた。独善的だったりキレやすかったりすぐ茶々入れたり、10代半ばの男の子ってこんな感じだなあ。続編は・・映画で終わらすか、原作だけにするか、両方か。微妙なところ。2015/08/31