内容説明
忌戸部署管内で、頭部を無惨に潰された異様な死体が発見された。時を同じくして、奇妙な生物や怪奇現象の目撃が相次ぐ。次々と発見される惨殺死体を前に、自らも鬼である刑事・鬼丸は、その犯行を同族の仕業と確信するが、捜査の過程で逆に疑惑の目を向けられてしまう。そんな中、ついに姿を現す真犯人。陰陽師の力を持つ、美貌の警部・ベニーとともに、鬼丸は“殺人鬼”と対峙するが…。事件の真相、そして敵の正体とは!?
著者等紹介
田中啓文[タナカヒロフミ]
1962年大阪府生まれ。2002年「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で星雲賞日本短編部門を、09年「渋い夢」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
藤萌のまったり本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
43
祭日だと云うのに天気が良ければ忙しい。昨夜から読んでいるのに今読了。面白いよ~と云う言葉にも、一向に読み友さんの気が変わらない(?_?)。まぁそれはそれとして。神様も昔は鬼と同族とな、そうでしょう優しそうな顔をしてすることは鬼にも引けをとらない西田さん。彼のお陰でベニーさんも安部清明より上だと自惚れ、鬼丸を鬼として認識して警視庁陰陽師寮なるものを作ってもらえたのだから笑いが止まらない状態かもしれない。で、続きは?、もう無いのかしら?。小麦さんだって鬼丸の為に頑張ったのに。結局美味しいところはベニーさんに?2015/11/03
papako
36
シリーズ3冊目。ベニーさんが強くなってきて、鬼丸さんがデレてきた。神様が出てきたけど、寛永寺の移転が素早くてびっくり。ライトな妖ミステリーですね。。。2015/03/06
だりあん
29
ベニーさんに会えないと、イライラ八つ当たりしちゃう鬼丸さん…。ベニーさんに正体バレるのが死ぬよりイヤで、傷つけたくないから、反撃もしないって…(泣)。そして、陰陽寮へ…うれしさだだ漏れな鬼丸さんw。………三人娘が、とうとう小麦ちゃんだけになっちゃったよ…。 2018/06/16
ううち
28
えっ?完結なの?萌えポイントもチラリとあり(笑)面白いシリーズだった。今回は鬼丸さんのピンチにハラハラしたけど、ベニーさんの大技も決まって気持ち良いラストでした。鬼丸×ベニー×小麦ちゃんの陰陽寮での活躍を読んでみたいです。2014/09/15
momi
25
「陰陽師」の刑事と「鬼」刑事のコンビ・シリーズ第三弾!!これで完結!?上手くまとまっていて、いい終わり方でした。かる〜く息抜きに楽しめました。2014/11/06
-
- 電子書籍
- BUD BOY 5