出版社内容情報
お見合いで知った双葉に妙に惹かれる慶太。嗜虐性をそそられた慶太は、出会ったその日から彼女に陵辱の限りを尽くす。結婚して二ヶ月後、その夜がくるまでは…。大石圭が描く、愛と狂気という形の夫婦の姿!
内容説明
お見合いで知った双葉に惹かれる慶太。双葉によって嗜虐性に目覚めた慶太は、出会った日から彼女に陵辱の限りを尽くす。結婚して2ヶ月後、その夜がくるまでは…(「いじめたくなる女」)。「夫婦交換をしてみない?」結婚して十年。洋一郎は妻・静枝からスワッピングの提案を受ける。嫌なら離婚するという静枝に引きずられるようにホテルに向かった洋一郎が経験したこととは…(「他人の妻、他人の夫」)。夫婦という形の愛と狂気!
著者等紹介
大石圭[オオイシケイ]
1961年、東京生まれ。法政大学文学部卒。93年『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文藝賞佳作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
28
『夫婦』をメインとした四編のストーリーが収録されていました。何処か歪な感じのする人物たちがメインとなっていて、何だか心の奥がぞわっとしました。妻に歪んだ欲望を向ける夫の目線で進む『いじめたくなる女』と、美容院の経営者の女性が主人公で、彼女の美容院で働くことになった女性従業員の奇妙な夫婦関係を描いた『愛されすぎた夫』が面白かったかな、と思いました。2014/05/06
うめ
21
ホラー文庫とうたってありますが、ホラー1で残りは官能でした。愛され過ぎた夫だけはテイストが違いましたが、他は安定の大石節。ただ、短編だからか、各々の復讐はややライト。2016/12/18
緑ドンviva
11
短編もの。私の好きな大石さんとちょっと違う気が…。でもサラサラ読めてあっとゆう間に読了!2015/09/21
いっちゃん
10
短編集は初めてかも。今回はいつもの細身でハンサム、もてキャラの男性ではなく、太っていてぱっとしない男性が多かった。けっこう新鮮。「愛されすぎた夫」が一番好きだった。最後なんかゾッとした2014/10/20
まさや
5
ホラーというより、官能小説みたいです。2020/11/13