出版社内容情報
三年前に盗まれた時下二億円のエメラルド<森の妖精>の行方を追う特捜刑事・香月功は、犯人と目される男の愛人に近づくため、新宿歌舞伎町に潜入する。暴力団蠢く裏社会で香月が辿り着く衝撃の真相とは!?
内容説明
3年前に盗まれた時価2億円のエメラルド“森の妖精”。窃盗犯・黒宮は逮捕されたが、宝石の行方は謎のまま、仮釈放の時が迫っていた。特捜刑事・香月は“森の妖精”を捜すため、黒宮の愛人・日出子に取り入り、身体を重ねるようになる。鍵を握る暴力団・酒中組の捜査を開始し、香月は事件の全貌に近づくが、日出子が死体で発見されてしまう。犯人逮捕のため、香月は新宿歌舞伎町に乗り込むが…。本格警察小説シリーズ第16弾!!
著者等紹介
太田蘭三[オオタランゾウ]
1929年、三重県生まれ。中央大学法学部卒業後、同人誌を経て56年に時代小説でデビュー。78年『殺意の三面峡谷』で山岳推理の新境地を拓く。2012年10月22日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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