角川文庫<br> 夕映え〈上〉

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角川文庫
夕映え〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041012703
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



宇江佐 真理[ウエザ マリ]
著・文・その他

内容説明

常連客で賑わう江戸は本所の縄暖簾「福助」。おあきと弘蔵夫婦、見世の切り守りを手伝う娘のおてい。平凡だが幸せな暮らしを営む一家の心配の種は、風来坊の息子・良助のこと。奉公先を飛び出し彰義隊に志願したと風の噂で知り、家族は気が気ではない―。江戸から明治へと、大きな時代の波に翻弄される市井の人々の暮らしと、いつの世も変わらない親心。激動の時代を庶民の視点からダイナミックに描きだす傑作時代長編!

著者等紹介

宇江佐真理[ウエザマリ]
1949年、函館市生まれ。函館大谷女子短大卒業。95年、「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞し、デビュー。2000年、『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、01年には『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のり

62
幕末期の江戸本所で、一膳屋「福助」を営む「おあき」と岡っ引きの「弘蔵」夫婦。史実にそいながらの市井の暮らしぶりが鮮明に描かれる。二人の子宝に恵まれるが、親として心配は尽きない。嫁に出した娘、官軍の傍若から江戸を守る為に彰義隊に入った息子の「良助」への思いは計り知れない。読む進めながら、こちらも無事を祈る。東北人の為に尚更、会津藩には大いに肩入れしてしまう。不運の重なりにため息です。下巻へ突入。2017/12/05

shizuka

58
長編宇江佐さん。とはいえ、一話一話にしっかり起承転結あり、読みやすい。幕末も幕末、薩長側と水戸藩、会津側の均衡、当時の彰義隊の立ち位置、途轍もない臨場感。おあき、主人公の息子が彰義隊へ入隊。これはもう人ごとではない。そこで始まる上野の戦争。ほか瑣末なできごとなんて吹き飛ぶ。とても小さな戦争だけれど、戦力の差は歴然としている。でも戦わないわけにはいかない若者の気持ち。昭和戦前とは少し違う「国を守らなければいけない」使命感。母親も父親も辛い。のんきで平和な江戸じゃない。文明開花への足音。なんだろうこの悲しさ。2017/05/30

keiトモニ

27
成程“市井の人々の幕末”ねェ…。仰るとおり。“弘蔵は頗る機嫌がよかった。おあきは弘蔵には鰈の煮付けの皿を差し出した”…こんな時の鰈の煮付けは旨そうで、私も鰈の煮付けには目が無ェんで…。“こんな体たらくで実家に戻るなんて誰が想像できただろう。おあきは込み上げる悔しさを堪えるため何度も唇を強く噛み締めた”…うまく表現されて“おとよ”は、ピン子も吃驚するほど…。「何でしょうね。あの赤毛や白毛の被り物は。異人の真似なんですかね。」梅太郎や浜次さん、いいこと言うねェ…。歌舞いてるんでしょうか。アホかと思いますが…。2015/01/13

ちょるる

25
久しぶりの読書。大好きな宇江佐作品だが、中々進まなかった(^-^;コンスタントに 読書される読友の皆さんは凄いなぁ!といつも思います。江戸から明治へという激動の時代を背景に、おあきと弘蔵夫婦が営む縄暖簾「福助」に集まる人々を中心に話は進む。彰義隊に志願した息子の良介のことが心配。ずっと風来坊だったから余計に。いつの世も親の心配は一緒。大丈夫のようにと願う。下巻へ。2017/10/29

to boy

14
江戸から明治への変革期、著名人を主人公にした小説は数多くあるが庶民の視線から描いた小説は珍しいと思います。しかも宇江佐さんです。面白くないはずがありません。引き続き下巻に突入します。2014/04/14

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