出版社内容情報
面倒臭がり屋だが人情家の銀次は町の事件解決屋。天麩羅屋台を束ねる母の下で難事件に挑む日々。辻斬りを追い、その正体の旗本を傷つけてしまった銀次。待っていたのは詮議ではなく思いがけない真実で…。
内容説明
天ぷら屋台の元締めでしっかり者の母に育てられた銀次。普段はふらふらしているが、面倒見の良さと剣の腕で町の事件を解決していく。髪結いの娘が攫われた。引き裂かれた母子のため、銀次の鉄刀が一閃する！（「女房子供を大事にしろ」）。辻斬りに襲われた銀次。予想外の強さに敗れた銀次は、再戦を誓い修行に励む。辻斬りの正体は？そして決着の行方は！？（「辻斬り野郎が許せねぇ」）。人情迸り、激闘乱舞する新シリーズ、開幕！
著者等紹介
牧秀彦［マキヒデヒコ］
１９６９年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。全日本剣道連盟居合道五段（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
67
ふらっと銀次事件帳「天ぷら長屋の快男児」１巻。気風の良い母と息子、母の稼業は天ぷら屋台を仕切っている、タイトルどおり、ふらふらして、真面目に仕事をしているのか？世話好き、怖いもの知らず で度胸がいい銀次さん面白いストーリーです。最終章で銀次さんの出生秘密が次巻に持ち越された。2014/08/12
ううち
9
天ぷらソバが美味しそうでした。キャラがしっかりしていて、話も面白かった。銀次がカッコ良くて読み応えあります。続きが気になる展開。ああっ！第2弾が出てる！2014/04/14
あかんべ
7
時代劇仕立ての勧善懲悪物語。この先どうしょうかな〜と、思ったら出生の秘密をほのめかされては次を読みなくなる。ちょっと卑怯というか作者出版社の術中にはまった。2014/04/06
いつでも母さん
5
かけそばに乗せたアツアツのかき揚げ・・ん～ん、そそられる（ゴクリ） 天ぷら長屋の設定に参りました。それだけで次巻が楽しみ。出生の秘密とやらも・・2014/05/30
Ishiko
4
銀次はふらふらしているかと思えば、弱気を助け悪を懲らしめ、頼りになる人物。母親のおかんさんも気風が良くて格好いい。そして、とにかく天ぷらが美味しそう！ テンポ良く読め、次巻も楽しみです。2014/09/12
