出版社内容情報
刀火の策略で、知らぬまま仮妻として宮入の儀を済ませてしまった見習い絵師・千樹!! 覆す条件はたった一つ。七度の初夜が終わる前に絵の勝負に勝ち、刀火のお抱え絵師の地位を実力もぎとることで?
内容説明
「初夜の装い。意外にも、おまえにふさわしい」上東国の一之御子・刀火の策略で、知らぬまま仮妻として宮入りの儀を済ませてしまった見習い絵師・千樹。彼女は無謀だと知りつつも、正式な仮妻になる事を阻止するために勝負に出る。条件はたった一つ。七度の初夜が終わり本当の仮妻になる前に、刀火のお抱え絵師である主一位絵師になる事!!千樹は己の運命を賭けて絵で勝負する事になり!?新たなライバルが出現する第2弾!!
著者等紹介
三川みり[ミカワミリ]
第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フキノトウ
35
刀火にキュンキュンしっぱなしでした。側近の雅近とは違い、千樹を囲いこみ利用するんじゃなくて、千樹らしく生きさせようとする刀火。どんどんお話が面白くなってきました!変態宮様と噂が広がっていくのが楽しかったです(笑)2014/05/15
翔(かける)
28
第2巻。刀火の仮妻になりたくない千樹が、お抱え絵師になるため、すったもんだする話。う~ん…千樹のこと苦手かも…。絵師として一花をなしたいと言うわりには、普通でいたがるあたり、「何をしたいの?」と聞いてしまいそうでした(笑)。綾峰への叱責も、一絵師がやりすぎでは?と引いてしまい、感情移入しづらかったです。また、一国の皇子のお抱え絵師になれるチャンス、2人しか参加しないものかなぁ?とかつまらないことを考えてしまい、いろいろと疑問でした。封じられてない鬼の右腕は気になりますが…、今後どう転がっていくのかな?2018/03/17
サラ
22
1巻より恋愛?要素が多めでよかった。結婚儀礼で七夜を共にしなければならないうちにどんどん刀火変態説が広まっていくのが面白いwwそりゃ墨まみれになったり灰まみれになったりすれば誤解されもするわ…。夜ごとに定められた衣装の描写も素敵。全部イラストで見たかったなぁ。イラストといえば、予想以上に綾峰がイケメンで驚いた。権力争いでの当て馬かとおもってたのに、まさか三角関係に発展するとは…。2014/03/24
燈真
20
『自分が辿り着く先は』と思い悩む似た者同士のお話。利用するだけの関係から雰囲気が変わりましたね。まさかの弟参戦にどうなる暁宮。しかも参戦は弟だけじゃないのでは!? 微笑ましい場面も増え、今後の二人に注目です。にしても、千樹の『あなたを描きたい』はある意味立派な口説き文句だよなぁ。2014/02/11
ピカ
18
千樹の衣装が綺麗……なんだけど、条件が^^;お抱えの絵師を選ぶのは、最初はそれは千樹の圧勝になるんじゃ?成る絵が書けるんだし、と思ったけど、なるほどと納得。綾峰はまさかの行動をするわ、純鉄は明らかに千樹の絵を描くわ、刀火はやきもちを焼くわで(多分無意識)続きが気になる。この巻では、ゆっくりとした時間が流れて、ほっと一息な感じだったから、次巻は一気に動くのかな。2014/02/04