出版社内容情報
吉原で女たちのために代筆業を営む雪乃には、ある秘密が。新シリーズ始動!吉原で読み書きのできない遊女にかわって文を綴る代筆屋を営む雪乃。持ち込まれる文の因縁を図らずも解く内に雪乃の秘密も少しずつ明らかになっていく。人情、色恋、謎解き全てが詰まった傑作時代小説登場!
高山 由紀子[タカヤマ ユキコ]
著・文・その他
内容説明
消えた男の行方を追って吉原にたどりついた雪乃。ぷっつり切れた消息の糸を掴むために吉原で生きることに決めた彼女は、読み書きのできない遊女にかわり手紙を綴る代筆屋を手伝うことになる。だましだまされる客と遊女。手紙の秘密をただ一人知る仕事ゆえ、雪乃は図らずも様々な事件に巻き込まれてしまう。咲き乱れる色もように真実はあるのか。女たちの本当の生きざまとは?異色の代筆人が大活躍!時代小説新シリーズ。
著者等紹介
高山由紀子[タカヤマユキコ]
作家、脚本家、監督。慶應義塾大学文学部卒業後「メカゴジラの逆襲」で脚本家デビュー。監督・脚本作品として「娘道成寺 蛇炎の恋」がワシントンDCインディペンデント映画祭で最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カピバラ
31
吉原の話で、この仕事は新しいな!とワクワクしながら読み始めました。薄い本のわりに内容が詰まっていて面白かった(^^)続きを読みます!2015/02/05
なっちゃん
22
字の書けない吉原の女性たちの代わりに文を代筆する「雪乃」私の中で花魁の話は、宮木あや子さんの「花魁道中」が基本になっている。花魁道中ほど切なくない。軽いのか粗いのかわからないけど、面白かった。世間知らずな主人公「雪乃」も何かを抱えているようで、次巻が楽しみ。(ところが、なぜか2巻だけ図書館の検索にひっかからない。なんでだ~。)2015/03/26
フキノトウ
19
場所柄か、悲しいお話が多かった。主人公・雪乃の背景がはっきりしなかったからか、感情移入できなかった。次巻読むか悩む。2017/09/07
ううち
14
ページ数は少ないけど事件がギッシリでした。レギュラー陣がもっと活躍してきてくれるといいな。雪乃サンの生い立ちが気になります。2014/04/26
あかんべ
10
ページ数が少ないシリーズ物は、一気読みがいい。雪之の事情もあまり説明がない。吉原ってこんなに簡単に素人女が入り込めるのかちょっと疑問。2014/06/09