- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 角川スニーカー文庫
出版社内容情報
地獄の窯より現れた魔王アジ=ダカーハ。殿下との戦いで瀕死の上、右腕がまったく使えない十六夜は、ノーネームの仲間を逃がすために、魔王と対峙したはずだったが、飛鳥たちの前にもアジ=ダカーハが現れて――!?
内容説明
地獄の窯より現れた魔王アジ=ダカーハの攻撃から黒ウサギを庇い、致命傷を負った十六夜。ノーネームの仲間を逃がすため、命を賭け対峙したはずが、その圧倒的な力の差に距離を取ることさえ出来ない。さらには「ならば、こういう絶望はどうだ?」と、魔王は己を抉り、その血液で分身体を生み出し、飛鳥たちがいる“煌焔の都”へ追わせたのだ!アジ=ダカーハの攻撃で阿鼻叫喚の渦に巻かれた都で、耀と飛鳥の戦いの行方は―!?
著者等紹介
竜ノ湖太郎[タツノコタロウ]
第14回スニーカー大賞にて『イクヴェイジョン』で“奨励賞”を受賞。1986年6月25日生まれ。汎愛高校武道科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コリ
36
物語を盛り上げる様々な要素の1つとして欠かせないのが魅力的な「敵」の存在で、特にバトルものには必要不可欠。今までも素晴らしい盛り上がりを見せてきたこのシリーズだったけど今回も凄かった。とにかくアジ=ダカーハの存在感に痺れる!「踏み越えよーー我が屍の上こそ正義である……!!!」自らの存在を以て勧善懲悪を示す壮絶な生き様がカッコ良すぎる。この絶大な「悪」そのものに十六夜、そしてノーネームがどうやって立ち向かうのか楽しみでしょうがない。実質本編は半分だったけれど濃密な一冊だった。次巻いつだー!2013/08/04
Yobata
32
特装版読済なので再読。「踏み越えよ−−我が屍の上こそ正義である…!!」アジ=ダカーハ編最高潮。さらに盛り上げてさらに続くというw金糸雀との過去編で十六夜の秘密や飛鳥や耀の真の力も垣間見え始め、物語も本質へ。残りの短編もWebで読済のお茶会と第三永久機関の話。最初のペガサスとの短編が載っててほしかったなw2013/07/31
なめねこ
29
前巻に続いてまた、すごく気になる終わり方。次巻待ちきれないよ。「我が屍の上こそ正義である」と不退転の覚悟にし悪の御旗を掲げる魔王。十六夜を歯牙にもかけず圧倒する強さ。ボロボロの十六夜がどう戦うのか、そして勝てるのか楽しみ。飛鳥や耀がアジ・ダカーハの分裂体を個人撃破できるほど強くなるとは、これからのゲームの活躍に期待できる。でも、最強種の力まで使ってしまった耀のリスクが辛すぎる。やっと、十六夜と共に戦える力が・・・。短編の話はWEBで読んでたからあまり新鮮な感じしないな~2013/08/01
ミモザ
22
★5.5 またか、また引っ張るのかー!早く続きが読みたい。そして、十六夜がいよいよ負けムードじゃん!?十六夜の俺TUEEEみたいなところが気に入ってたのに…。ここから一気に力開放して大逆転!!みたいなのを期待してるよ。ご都合主義でも何でもいいから圧倒的勝利がみたい!そういう意味では、飛鳥と春日部のチート並みのパワーアップにはGJ!やっぱり、勝ってこその正義でしょ。ってことで、十六夜の覚醒を信じて次巻を待つ。 短編はリリがいい子で可愛かった。2013/08/05
朝夜
18
『踏み越えよ―――我が屍の上こその正義である……!!!』再読。限定版も読んだけど割烹着姿のリリに釣られて購入。(マテ 何度読んでもアジ=ダカーハが格好よくて惚れる(オチツケ そして勝てないと解っていても、たとえ負けたと理解してても、守れなかった事を悔やんでも『お前が………お前が魔王か』と嬉々としてだっ立ち向かう十六夜君に痺れます。そしてこの次回予告w 次回もとても楽しみにしています。2013/07/31