出版社内容情報
ちっぽけな町の古びた映画館。私は逃亡するみたいに座席のシートに潜り込んで、大きなスクリーンに映し出される物語に夢中になる――名作映画に寄せた想いを三好銀の漫画とともに綴る極上映画エッセイ!
内容説明
なんの変哲もないちいさな町の古びた映画館。きしむ椅子に腰かけ、私は逃亡するみたいに、スクリーンに映し出される物語に夢中になる―「ローマの休日」「キャリー」「太陽がいっぱい」「ブルーベルベット」「17歳のカルテ」等々、23本の名作映画が呼びおこす懐かしい記憶たち。心を揺さぶる大切な映画に寄せて、沁みわたるエッセイと詩情溢れる掌篇オリジナルコミックがコラボした、全く新しい銀幕案内。
目次
ローマの休日
キャリー
ポンヌフの恋人
バーディ
キッズ・リターン
ダンサー・イン・ザ・ダーク
バベットの晩餐会
バッファロー’66
明日に向って撃て!
オール・アバウト・マイ・マザー〔ほか〕
著者等紹介
角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年「幸福な遊戯」で「海燕」新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞。06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞を受賞
三好銀[ミヨシギン]
1955年静岡県生まれ。漫画家。89年、ビッグコミックスピリッツ(小学館)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シブ吉
セウテス
永野芽郁と田中圭を足して2で割った寺
コットン
かおりんご