出版社内容情報
いつもの放課後にも、年に一度の学園祭にも、仲間と過ごす部活にも。学生たちの日常には、いろんな謎があふれてる。はやみねかおる、東川篤哉、米澤穂信、初野晴、恒川光太郎が描く名作短編を収録。
内容説明
放課後。それは学生たちがいちばん自由でいられる時間。授業を終えた彼らの日常には、いろんな謎があふれてる。屋根の上を闊歩する少年、とびきりおいしいココアの淹れ方、廊下で忽然と消えた泥棒、部員獲得のための演劇勝負、名探偵と一緒にまわる学園祭。はやみねかおる、東川篤哉、米澤穂信、初野晴、恒川光太郎という人気作家5人が、彩りゆたかな学校のミステリーで競演。豪華執筆陣でおくる、傑作短編アンソロジー!
著者等紹介
大森望[オオモリノゾミ]
1961年、高知県生まれ。京都大学文学部文学研究科卒。翻訳家、書評家。SFを中心に、純文学からサブカルまで幅広い分野をカバーする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
69
五篇中三篇(初野さん、東川さん、米澤さん)は既読。初野さんはハルチカだとこの『退出ゲーム』が一番好き。東川さんは探偵部シリーズを制覇したいな。米澤さんは結構トリッキー。残った中身をどうするのか気になります。たぶんまずいよ?はやみねさんは創人さん。もしかして創也くんのお父様とかおじ様とかかしら。と想像しつつ読みました。とってもキュートな学園祭のお話。恒川さんはずっと気になってた作家さんです。ファンタジーほらーなのかと思ったら、学園ミステリーも書いていたのですか。とかく、このジャンルからしばらく目が離せません2015/01/26
アリ子
43
恒川光太郎さん目当てでしたが、「草祭」に所収されてて読んだことありました(かなり忘れてたけど)。初野晴さんの「退出ゲーム」がとても面白かった!2015/05/22
へくとぱすかる
41
4編の学園ミステリ。このうち恒川光太郎作品のみ未読でした。他の3作は既読。東川篤哉の霧ヶ峰涼もの第1作は、最も現実的でトリッキー。この本がシリーズになってほしいと思っていますが、できたら他の本に収録された作品とと重複しないように選んでほしいなあ。2013/12/31
輝星
28
原点。全員が大好きな作家。日常のミステリーの面白さを実感。この本をきっかけに、初野さん、恒川さんのファンになった。高校生達がそれぞれ探偵や犯人になって、謎に絡まっていく。トリックが面白い。特に「屋根猩々」が良かった。誰かにおすすめしたい本。
ミーコ
28
好きな作家さんのアンソロジーだったので 読んでみました。が初野さん 恒川さんのは既読の作品でした。1度は読んでましたが その2作品が1番 面白かったです。2014/01/19