角川スニーカー文庫 リバース；エンド―恋する次元連死（ティンダロス）

東 亮太【著】

角川書店（2013/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 298p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041008898
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

ある日、星宮勇輝の前に現れた謎の少女。彼女は勇輝の恋人・天永紗耶香の死を予言する。並行世界で起こる紗耶香の死が次元を越えて連鎖するというのだ。紗耶香の命を守るため勇輝は自ら並行世界へと旅立つが!?

内容説明

高校生の星宮勇輝は、同じマンションで一人暮らしをする少女・天永紗耶香に恋をしていた。彼女と過ごす日々に幸せを感じる勇輝だったが、ある日の夜、“矛盾論理”と名乗る謎の少女が現れ、勇輝に告げる。「あのね、ティンダロスが来るんだよ？並行宇宙からアマナガ・サヤカを殺しにね」―やがて穏やかな日常は崩れ去り、紗耶香を狙う“次元連死”が動き出す。勇輝は紗耶香の死を食い止めるため、並行宇宙へと旅立つが！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[アウル]

設定が好みな作品。最初帯を見たときはSTEINS;GATEぽい感じと思ってが読んでみるとバトルがあるんかいと思ってしまった。並行世界の説明はSTEINS;GATEを思い出しながら読んでいたのですんなり理解できた。エピローグの展開はマヴラブのまりもちゃんを思い出してしまった。いろいろ伏線が残っているので次巻が楽しみ。

2013/07/13

[ゴローさん]

こういう好きな子を守るために必死で戦う物語は大好きです！ただ、どうしても勇輝が好きになれませんでした……紗耶香を想う気持ちは充分共感できたのですが、自分を物語の主人公もしくはヒーロー、紗耶香をヒロインと置き換えた考えがどうも鼻につく。紗耶香可愛いなぁ。笑っても照れても拗ねても怒っても何しても可愛い。「勇輝のエッチっ…」ってセリフの破壊力が強すぎて爆発四散しそうです。しかし後味の悪い結末でしたね…まさか睦姫ちゃんが……っ！睦姫を撃った謎の少女や矛盾論理の真意など謎も多く今後の展開に期待です

2014/02/04

[シュエパイ]

ん、と･･･紹介文を読む限りでは凄く好きな雰囲気だったのに、どこか違和感を感じたまま最後まで読み終えてしまいました。なんでだろうって悩んでたのですが。多分、『何のために』の部分が腑に落ちてないのと、『何かが始まる』が期待したタイミングとずれていたこと、が原因かなぁ・・・？むーん、うまくいえないなぁ。。。

2013/09/30

[るか]

面白くないわけじゃないんですが主人公が苦手な感じなので読み進めるのがきつかったです。ストーリーは王道展開ですかね。しかしこの話面白く持っていくの凄い大変そうな気がします。最後のほうの展開がとにかくきつい･･･(面白くないという意味でなく単純に展開が）設定自体は面白いと思います。他の世界だと性格等が違うところも面白いです。

2013/07/04

[サキイカスルメ]

ザ王道！！という印象。片思いの女の子の死を防ぐために、パラレル世界で戦うお話。戦う力は妄想力という、中二病の気がある勇樹が主人公でした。最初から片想いしている主人公は珍しいかも。まぁ、明らかに両想いなんですけどねぇ。ヒロイン紗耶香の親友睦姫ちゃんが好きでした。誰よりも二人を応援して、二人を助けてくれたのはこの子ですもの。それだけに終盤の辛さが半端じゃなかった……。あと、不思議系自称おねえちゃん享子ちゃんも好きですね。ゆるかわいい。次も読もうと思います。

2013/07/03