出版社内容情報
歌川豊国の元で絵の修行をしながらも、極悪人を裏で成敗する根岸肥前守の直轄”奉行組”として目覚ましい働きを見せる彦蔵。だがある時から、何者かに命を狙われるように――。書き下ろしシリーズ第2弾!
内容説明
根岸肥前守の発案で発足され、町奉行所で解決できなかった事案を改めて受け持つ「奉行組」。彦蔵は、その一員となることで生計を立てながら、絵の修業を続けていた。江戸随一の版元・蔦屋重三郎の紹介で歌川豊国に師事したものの、なかなか満足のゆく絵が描けない。そんな折に出会ったのが、東洲斎写楽だった―。幼きころの仇も姿を現し、彦蔵は運命の大きな流れに翻弄されてゆく。人気沸騰の書き下ろしシリーズ、第3弾。
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年、熊本県生まれ。脚本家・放送作家などを経て、94年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
57
風塵の剣3巻。「奉行組」で生計を立てながら将来に向けて絵師の修行をする彦蔵さん、今回は捕物探索に重点が置かれるが、絵師の方は師豊国さんから写楽さんへ変わるのか?両親の仇討は無いと思っていたが、突如仇が現れあっけなく仇討は終わってしまう、展開が早くても良いのだが、さてさて次巻はどんな展開になるのかな。2014/04/26
あかんべ
3
敵討ちは無いと二巻では思っていたが、あるのね。捕り物捜索に大半が割かれていて、長期シリーズへと突入ですか?それだったらちょっとがっかり。彦蔵にもっとドラマチックな展開を望む。2013/06/06
かずぺん
1
彦蔵の生活はいまのところ順調です。安心安心!2015/01/30
壱分銀知恵
1
あれ、まだ仇討ちの話 引きずってたんだ。って云っても主人公は吹っ切れていたんだけどね。もう一つの話では、大の大人が3人も集まって謎が中々解けない…微笑ましい、捕物帳の物語だったらすぐにでも取っ掛かりが掴めそうな謎なのにネ。絵も精進してくれって感じかな。2013/07/28
未到散人
1
写楽が出てくるか、これは長いシリーズになりそう。小春さんとは永いお付き合いを期待。姉さん女房もいいですね。2013/05/29
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- 和書
- このほんよんでくれ!