出版社内容情報
平凡な高校生でありながら魔王に就任した渋谷有利。誕生日前日に人生三回目の召喚を受けて異世界に辿り着き魔族の秘宝《魔笛》探索の旅へ。ところが地球に帰れなくなってしまい……!? シリーズ第2弾!
内容説明
高校に入って初めての夏休み。先ごろ眞魔国第27代魔王に就任した野球小僧・渋谷有利は、自分の誕生日前日、水族館のイルカプールに落ちて流され、3度目の異世界行きを果たす。するとそこではニセ魔王騒動が起きていて!?(「今夜はマのつく大脱走!」)彼女いない歴=年齢の魔王ユーリの前に、ある日“ご落胤”を名乗る幼女が現れた!身に覚えのない隠し子の登場に動揺が走るが…(「明日はマのつく風が吹く!」)。大暴走ファンタジー、第2弾。
著者等紹介
喬林知[タカバヤシトモ]
2000年、『今日からマのつく自由業!』で文庫デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
56
初読。2014年907冊め。ビーンズ文庫で愛読しているが、書き下ろし目的で角川文庫版へ。書き下ろしの小ネタの秀逸さ!そして自分を投げ出そうとするグレタとコンラートにちょっと切なくなる。2014/10/23
りょうこ
42
面白かった!続きが気になる!ホント、キャラが良すぎてハマるわぁ(笑)今回も笑わせてもらいました!続きが気になるのでこのまま角川での続刊希望!2013/06/05
流之助
32
3・4巻の合冊版。「今夜はマのつく大脱走!」「明日はマのつく風が吹く!」「おとうさんといっしょ」収録。前回に引き続き、書かれた時代を反映した小ネタ満載。今読むとちょっと厳しいものがあるけれど、懐かしい気持ちとともに読み終える。カタカナの家名が多いのでなかなか覚えるのに一苦労。眞魔国に蔓延る好ましからざる現状を、小市民的正義感で何とか変えようとするユーリと、彼を支える仲間たち。いつもネタ要員扱いのヴォルフのかっこいいシーンが挟まれていたのがよかった。2018/04/18
Mie Tange
28
前回、転生ものって書いたけど… 正しくは異世界召還ものだって言われた(笑) しかも不定期に帰れる系( ゚Д゚) 今回も主人公は日本から眞魔国へ。 そっちでただならぬ冒険をして帰りますw ホントにトラブルメーカー…でも憎めない。 今んトコ自分はコンラッド派!2021/06/18
ダージリン
24
「大脱走」はグウェンダルがメインの話だったけど、記憶の中ではもっと目立ってたような(笑)。「風が吹く」もだけど、女性に厳しい地域の話だったので、アニシナさんが頼もしく思えました(笑)。でも有利とグレタの初々しい親子ぶりが1番好きなんで、書下ろし「おとうさんといっしよ」はすごく気に入りました~。(短編でのコンラッドはおいしいところを持っていくよね。)2013/05/13