角川文庫<br> 咲くや、この花―左近の桜

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角川文庫
咲くや、この花―左近の桜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041007419
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

春の名残が漂う頃、隠れ宿「左近」の桜蔵に怪しげな男が現れ手渡した「黒面を駆除いたします」というちらし。桜蔵は現ではないどこかへ迷い込む……匂いたつかぐわしさにほろ酔う、大人のための連作奇譚集。

内容説明

春の名残が漂う頃、隠れ宿「左近」の長男・桜蔵のもとに黒ずくめの男が現れる。タマシイを喰う犬を連れた男、髪や皮をわがものにしようとする男、この世の限りに交わりを求める男…行きずりのあやかしたちをついひろってしまうらしい桜蔵は、そこで彼らのほしいままにされ…酔いしれるような夢と現、濃厚にたちのぼる死の気配と生とのあわいを往還しながら繰り広げられる、蠱惑の幻想譚。

著者等紹介

長野まゆみ[ナガノマユミ]
東京都生まれ。女子美術大学卒業。1988年『少年アリス』で文藝賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

71
長野さん初読み。妖たちを引き寄せてしまう不思議体質の主人公が遭遇する連作奇譚集。背景を理解できないうちに夢と現を往還し、曖昧でよく分からないまま次の話へ。一話が短いので余韻に浸る間もなく目まぐるしい。設定は面白いのにもうすこし説明があってもいいのではと思ったら、シリーズ二作目だった。順番を間違えた私が悪い。深謝。作者の確固たる世界観をうまくイメージできず前半は戸惑ったが、後半はペースをつかんで愉しむことができた。好きな雰囲気の耽美幻想譚だったので、前作『左近の桜』も読んでみたい。2020/03/11

コットン

70
続編と知らずに読みました。男色宿を営む女将の子供という設定がユニークで少年から青年に移行する一時期の描き方がいつもながらすばらしい!そして異界との接点の処理が巧みで独特の幻想世界が展開される。2013/04/04

はつばあば

46
帯に「風雅で官能的な幻想忌憚集」とあるのを読了後気付いた。知識の無い世界に入るには、余りにも年を食い過ぎた。2巻目はさすがにしんどかった。モノノケやアヤカシに振り回される桜蔵はやはり女なのか・・。桜蔵が青年となった今・・柾が父親を止めた。男の世界・・眉目秀麗な男達。たおやかな男。・・現実にはなかなかそういう殿御に出会えないから、夢、幻を追い求める若者にお勧めしよう2015/08/14

紅香

36
左近の桜が好きだったので1年ぶりにサクラに会いに来ました。。あやかしがサクラの体目当てで寄ってきて、成仏するのが何だかモヤモヤします。それだけ…な気がして。『左近』の宿は良い舞台なので今回も絡んでほしかったのと、何か訴えてくるものがあればと思いました。そこは求めてはいけないでしょうか。。前半の『迷い犬』と『雨彦』特に『白雨』は面白く読めました。カイコの生体、成虫の可愛らしさを知っただけでも衝撃的でした。もし次回があるとしたら、サクラが翻弄されず、陰陽師みたいに解決できると良いな。強いサクラ希望(^-^)/2016/03/29

さや

31
前作よりも桜蔵が慣れてしまったのか、心は動かされても平然と日常もこなしているようだ。入試にももれなく妖がついてくるがつつがなくこなすあたりが流石。基本的に要領はいいのに、柾さんや遠子さんのような上手の大人や妖の美しい男相手だと転がされてるのがなんだか可愛い。夢か現か桜蔵が翻弄されている以上に読者側もわからない。わかりやすい表現を使わずにきっとこの情景は美しいのだろうと思わせる描写の巧みさ、上品で意味深な比喩表現が見事。2021/07/08

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