出版社内容情報
数々の猛者たちとの戦いの末、平家に仕えることになった鬼麿。試練は続き、その中で明らかになる、ぽんぽこが、その笑顔の裏に背負った運命の姿! 平安を舞台にした化け物たちの激しく哀しき物語、第2弾!
内容説明
采女とぽんぽこの前から姿を消した“鬼斬り”鬼麿は、御前試合を勝ち抜いた後、妖かしから命を狙われている太政大臣平清盛の警護を命じられる。思いがけない大役に戸惑う鬼麿だったが、実は鬼麿と平家との間には、ただならぬ関係が。一方、魑魅魍魎で溢れかえる京で、鬼麿の帰りを待っていた采女は、妖かしとの戦いの中、ぽんぽこの驚くべき秘密を知ることに…。今、明かされるぽんぽこの真実とは?シリーズ、怒涛の急展開。
著者等紹介
高橋由太[タカハシユタ]
1972年、千葉県生まれ。2010年、第8回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉として『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』(宝島社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nins
41
ぽんぽこシリーズおにぎり編の第2弾。サクッと読める軽さはそのまま。平氏と源氏にお得意の妖がわんさか。ぽんぽこの兄の存在も判明。前作から続く鬼麿の迷走っぷりが拍車がかかる始末。采女とぽんぽこの真実。ぽんぽこの背景がわかってもまだまだ謎は多い。過去とかいろいろ。白額虎はいつも通りのテンションで安定感抜群。生き返る陰陽師、安倍晴明。采女もぽんぽこも別々のピンチに。次でおにぎり編もラスト、最後くらい鬼麿の良いところが見たい。2013/06/10
佳乃
20
真実を知った鬼麿の腑抜けなこと・・・ガッカリだよ。自分の気持ちよりもそんなに突きつけられた事実の方が大切なのかね・・・一緒に過ごした時間がどれほど大切かなんて気付かないものなのかね・・・2014/12/08
なお
16
平安編に入ったぽんぽこシリーズ第二弾。平清盛の護衛となった鬼麿。そこに数々の鬼など妖が攻めてくる。また、ぽんぽこの出生の謎も明らかになる。 高橋由太作品のなかでは、ギャグが少なくシリアスなシーンが多いぽんぽこシリーズ。 黒猫喫茶店やオサキシリーズ、雷獣シリーズのほうが好きだが、続きが気になる終わり方なので読み進める予定。2024/01/06
河合奈緒美
15
ぽんぽこや采女の正体が徐々に暴露!さてさて一人ぼっちになってしまった鬼麿の今後の行方は?ラスト(になるのかな?)に突入します!!2014/08/06
演習家康くん
14
作者さんは引き算派なのだろうか?どんどんキャラクターが死んでいくので思い入れが中々できず。あっさりと読み終えることができるのでいいことはいいのだけれど。2013/12/27