角川ホラー文庫<br> 戦都の陰陽師―迷宮城編

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角川ホラー文庫
戦都の陰陽師―迷宮城編

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  • サイズ 文庫判/ページ数 452p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041007136
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

破魔の霊剣・速秋津比売の剣を奪還した、陰陽師の土御門光子と、疾風ら7人の伊賀忍びたち。だがその剣は妖術師・果心居士の施した蠱物におかされており、それを運ぶ光子の力をどんどん奪っていく。果心居士に操られた“虫憑き”の妖忍や、松永久秀の軍勢、魔性の天狗らの襲撃を撃退しながら、光子は果心居士を討つため信貴山城へと向かう。だが霊剣に最後まで纏わりついた、とてつもなく邪悪な蠱物が、ついにその正体を現した―。

著者等紹介

武内涼[タケウチリョウ]
1978年生まれ。群馬県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、映画・テレビの制作に携わる。第17回日本ホラー小説大賞の最終候補となった「青と妖」を改稿・改題した『忍びの森』で2011年、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Rin

51
これで最後かな。そして最後に相応しいなんとも無敵感が漂うラスボス。一目見るだけでダメとか戦いようがないんじゃ…と思っていたけれど、そこは無事に知恵と技術で凌げていた。せっかく確かな絆を無ずぶことが出来た忍びたちと、戦いが終われば関わることは無くなってしまう。そこに後半は寂しさを感じたけれど、最後は納得の結末。光子と疾風の恋愛模様も、途中でちょっとしたすれ違いはあったもののこちらも柔らかな予感を感じさせるラスト。最初は文章自体が読みにくく、なかなか進まないシリーズだったけれど楽しませてもらいました。2019/07/19

つたもみじ

27
破魔の霊剣・速秋津比売の剣を奪還したが、その剣には、一目でも姿を見れば本人はおろか親類縁者までが死んでしまうという、夜刀の神の蠱物が施されていた。信貴山城での果心居士、夜刀の神との最終決戦。一作目では仲間が容赦なく死んでいったのでハラハラしつつ読んだのだけれど、なんとか一人も欠けることなくの勝利。苛烈な世界で生きている忍と、人々を守る陰陽師として生きる光子の志の違いは仕方ないけれど、ほんのり切ない。ラストはこのままお互い違う世界で…になるのかと思いきや、その後を予感させるような流れになっててニンマリした。2017/06/16

miroku

20
三部作完結。行きつ戻りつのもどかしさを感じつつも、満足のゆく読了。もっと一直線の方が迫力があったとは思うが・・・。2014/12/25

MarsAttacks!

11
いよいよ果心居士との対決もクライマックス迎えます。ちょっと回りくどいところもありましたが、最後の対決は実に映像的なシーンと展開を迎えます。総じて面白いシリーズと思いましたし、違った面からの戦国絵巻を楽しめました。とりあえず完結を迎えましたがまだなだ続けられそうな感じがしたのは私だけでしょうか?2016/03/20

Yoko

9
前作とは上下巻とも言える内容。ラスボスの罠、刺客、そして最終兵器。陰陽師の呪と伊賀者たちの術のコラボも極まれり。感想書いてたらRPGにできそうな気がしてきた。「光子が呪を唱えた」「飛鳥が十字手裏剣を使った」などなど。妄想膨らんでしまいました。光子と疾風のロマンスの落とし所も自然で良かった。もう続編はないのかしらー?2018/10/03

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