角川文庫<br> 黄土の疾風

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角川文庫
黄土の疾風

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  • サイズ 文庫判/ページ数 410p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041007051
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

荒廃した中国農業の再生を願い、復興投資ファンドを運営する大塚草児の前に続々立ちはだかる大きな壁。民族問題、公務員の腐敗、GMO、欧州企業の乗っ取り……。第三回城山三郎経済小説大賞受賞作。

内容説明

「農村と土を甦らせる」日中両国の農業危機を克服するため、投資ファンドを設立、貧しい黄土高原で村おこしを始めた大塚草児。同じ頃、草児の後見人で飲料メーカーの社長を務める宮崎善幸は、ライバル社との統合を進めるが、欧州企業の乗っ取りの標的となっていた…。民族・格差問題、公務員の腐敗、GMO、襲い掛かる外国資本…息もつかせぬ展開で中国農業の今を描く白熱の経済小説。第三回城山三郎経済小説大賞受賞作。

著者等紹介

深井律夫[フカイリツオ]
1966年兵庫県生まれ。大阪外国語大学中国語学科卒業。復旦大学(上海)に留学。2010年、『巨大市場』(原題『連戦連敗』)でデビュー。また同年、城山三郎経済小説大賞(第三回)を『黄土の疾風』で受賞、選考委員の絶賛を浴びた。中国ビジネスに詳しく、新たな国際派経済小説の書き手として注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yunemo

1
「中国経済の成長に人間がついていけないのだ」、多分にここが始まり。テンポの良さに、間違いなく一気読み。中国・農業ビジネス、ある意味真実の部分が多いのでしょう。最初の戸惑い、ヒロインの職業が、女優、何故? この設定の不可思議さ。 でも、各人のいろいろな思いが、一つに凝縮されての、一連の流れ。この組立には感激。 久々に、「疾風に勁草を知る」の意味が、こういう風に使われていることに、改めて納得。なんやかんや思っても、良い作品。自身が納得して読了。まだまだお願いしますよ!   と、作者の方へ。  2014/02/21

いさおう

0
☆☆☆☆

matsu0310

0
☆☆☆2014/03/17

スライサー

0
本書の中国農業の実情に関する著述は凄まじく、それだけでも一読に値する一冊。ただし、小説としてはかなりストーリーが雑なので読んでいてしんどいかも。2014/03/16

とっぽ

0
深井さんの小説を読むのは「巨大市場」に続き2作品目です。今回は中国の農家に投資するファンドを通じてのお話しです。なんとなく最初はとっつきにくいかなと思いましたが中盤からは一気読みでした。でもアイヌルの最後はちょっとさびしかったな。でも個人的には巨大市場の方が好きです。2014/01/31

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