角川文庫<br> 人間の運命

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角川文庫
人間の運命

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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041006108
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

「人間は状況次第でどんなことでもする」と、親鸞はいう。逃れることのできない業、「宿業」によって、人は、神にもなれば、獣にもなる。状況と行動のはざまで、人間は常に不安定な存在なのだ―。運命の手は、残酷である。個人の夢や努力、めざす生き方も、大きな運命の前にはまったく無力なのだ。しかし現在の行為と選択は、未来を変える可能性がある。人間の運命を考え抜いた著者による、金言エッセイ。

目次

第1章 運命の声(胸の奥からきこえてくる声;人のせおった「宿業」とは;思うままにならない世の中に生きる)
第2章 運命の扉をたたく(運命を変えたいという願望;運命と愛;「月を歩く人」の夢と死;幸福をさがして)
第3章 運命は変えられるか(運と不運;運命はときに自分の手のなかにある)
第4章 人類のせおった運命(悪人とは誰のことか;善悪を超えるもの;闇のなかに光をもとめて)

著者等紹介

五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県生まれ。『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、『青春の門 筑豊篇』ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆して京都の龍谷大学に聴講生として通学。ニューヨークで刊行された英文版『TARIKI』が2001年度ブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に。同年、菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Pー

13
歳を重ねて今更という思いもあるが、時にはこんな真面目な本も手にしないとますますおバカさんになる。満州で迎えた終戦の時から九州の実家に引き上げて来るまでの数奇な運命を辿りながら「人間の運命」を考える五木さんの運命論だった。 人それぞれが持つ変えることのできない「運命」ってあるんだ。日本に生まれ日本人となったのも運命、この親から、この家庭に生まれ育ったのも運命・・・。過去の運命は変えることはできない、でも、現在の行為と選択が未来を変える可能性もある。親鸞の歎異抄、すっかり忘れていたことに気付いた。2016/08/04

k

7
「『諦める=明ラカニ究メル』と、いうのが私の読み方である。『アキラメル』といえば、途中で投げだして、くよくよしない、という雰囲気がある。だが、『明ラカニ究メル』となると、積極的だ」タイトルの割には比較的気楽に読めるエッセイ。本文よりもあとがきの「かもめのジョナサン」の話の方が印象的だった。2013/03/05

laptop

2
悪を受け入れ、生きる。2022/09/02

あおい

1
著者の生い立ちは朝鮮からの引揚体験を抜きにしては語れない。まず初っ端からはじまる悲惨な体験には”運命”とか”宿業”とかの重いテーマにため息をつきつつ読みすすめ、その臨場感のあまりの凄さに涙しつつ頓挫してしまう。。。このひとのエッセイ本は冒頭にだいたい引揚体験が綴られているので、薄い文庫でも読むのにたいそう苦労する2019/11/01

j

1
運命は変えられるものか変えられないものか、その答えは人によって様々だと思います。私はいつもその狭間で揺れ動いています。今ある現状もある意味運命なのかもしれませんが、その中でしなやかに生きていけたらいいなと思います。2016/05/08

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