出版社内容情報
BSIシリーズ第二弾。あの“教授”の魔手が少年探偵団に伸びる!!
古城に隠された謎を解け! かつて掏摸だったリアムは、名探偵ホームズを目指して少年探偵団で修業中。貧民街に住むリアムの元に伯爵家の使いが現れた。過去の秘密が現在の闇と混じり合い、リアムの運命を変えていく
内容説明
古城に隠された謎を解け!かつて掏摸だったリアムは、名探偵ホームズを目指して少年探偵団で修業中。貧民窟に住むリアムの下に、ウィザフォード伯爵の遣いが現れた。父と伯爵の関係とは?伯爵の子・エドワードが語る「13年前の殺人事件」とは?過去の秘密が現在の闇と混じり合い、リアム父子の運命も変えていく。一方、リアムの失踪を探っていた他のメンバーは、あの“教授”の陰謀へと近付いていく…。
著者等紹介
真瀬もと[マナセモト]
1999年、本来敵役のモリアーティ教授を主役に据えたホームズ物のパスティーシュ『シャーロキアン・クロニクルエキセントリック・ゲーム』で、新書館「ウィングス小説大賞」を受賞してデビュー。ホームズ譚の翻案ものをはじめ、歴史ミステリーを得意とし、当時の風俗を織りこんだ骨太な物語と軽妙な文体、個性豊かな登場人物たちが評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nins
44
少年探偵団BSIシリーズ第2弾。スカッと楽しめる少年探偵団ものは面白い。リアムは父の手紙からウィザフォード伯爵に出会いエドワードの元へ。一方、急に消えたリアムの行方を捜すイレギュラーズの面々。リアムの父親マッギャンとウィザフォード伯爵の謎。13年前の殺人事件と繋がる真実。ワトスン先生からモリアーティ教授まで脇を固める登場人物達はしっかり。ホームズの立ち位置がかなりグレー。リアムが進む探偵への成長も見どころ。複線も謎もこの後にどうつながっていくのか楽しみ。巻末の入江亜季のイラストも良い。2013/04/15
ブックマスター
34
登録し忘れ。月終わりギリギリに登録。いやあ、面白かった。ゆっくり読んでて時間かかったので所々うろ覚えだけど。リアムとエドワード、そういう繋がりがあったのね。事件は解決に向かったけれども、話は複雑な方向へ…。一体、どうなるのか。今回、一番気に入ったシーンは汽車の上でのシーン。ハラハラとワクワクの気持ちで読めました。次巻の、リアムとイレギュラーズの活躍が楽しみ!2015/05/31
ぶーちゃ
11
ワトソーン♪ヽ(´▽`)/出てきたよー♪♪んでも今回の話は何だかハラハラだったなぁ。しかも、今回で終わるとか勝手に思ってたあたす( ̄▽ ̄;)まだ続くのねー…。気になるじゃなぁいかぁ…( ̄▽ ̄;)マッギャンはどーなったのさぁ!?モリアーティー教授も出てきた事だし次回大いに期待♪♪2012/11/13
ぽま
11
事件の過去に、「語られざる事件」を含ませている構成は前巻と同様。いよいよ、モリアーティ教授やモラン大佐も登場し、物語上の幅が更に広がっている。ホームズの変装が「ヴェルネ」である点や、エドワードの飼い犬が「ショスコム・スパニエル」である点などは、正典愛読者なら反応してしまう仕掛け。渡米したと思われていたワトスンが期せず再登場したのは嬉しかったが、恐らく前巻において無理にベアリング=グールド説に立って物語を進行させたため、今巻ではこのような少々遠回りな展開になったのかと、無粋な邪推をしてみたり。2012/10/29
ぴよ
6
今回は少年探偵団のリアムがお城で大活躍する話でした。そして、モリアーティ教授の影がちらついてきました。次巻は最終巻。いよいよ教授が姿を現すのか、ホームズと対決するのか、楽しみです。2014/02/03
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