角川文庫<br> おんな牢秘抄―山田風太郎ベストコレクション

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角川文庫
おんな牢秘抄―山田風太郎ベストコレクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 592p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041004647
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

女の冤罪は女が晴らす。

小伝馬町の女牢に入ってきた風変わりな新入り、竜君お竜。彼女は女囚たちからそれぞれの身の上話を聞き出し始め……。心ならずも犯罪に巻き込まれ、入牢した女囚たちの冤罪を晴らすお竜の活躍が痛快な時代小説!

内容説明

大岡越前守の娘、霞は男が作った世の決まりで裁かれる女たちに深い同情を寄せていた。6人の女死刑囚を救えるか、と父から挑まれた霞はある秘策を考えつく。数日後、小伝馬町のおんな牢に姫君お竜という風変わりな新顔がやってきた。愛くるしい顔立ちだが不敵な態度で一目置かれる存在となったお竜は、死刑囚から身の上話を聞き出し始め…。おんな牢と江戸の巷を駆け回り、女たちの冤罪を晴らしていく爽快な時代活劇譚。

著者等紹介

山田風太郎[ヤマダフウタロウ]
1922年兵庫県生まれ。東京医科大卒。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞を受賞。その後、58年『甲賀忍法帖』を発表し忍法ブームに火を付けた。また、『警視庁草紙』『幻燈辻馬車』等で、開化小説にも新領域を開いた。2001年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ぐうぐう

32
力技に唸らされる山田風太郎『おんな牢秘抄』。大岡越前守秘蔵の娘・霞が、越前守からおんな牢に入獄している死刑囚6人を救えるかと言われ、女囚お竜を偽り、おんな牢に潜入する。という発想からして度肝を抜かれるが、この程度で驚いていたら身がもたないことが後々判明する。6人の女囚の一人一人のエピソードをミステリ仕立てにして、つまりお竜が探偵となり事件を解決し、女囚の汚名を晴らしていく設定は、まさしく本格推理のスタイルであり、本作は6編の推理小説として楽しめるのだ。ところがである。(つづく)2023/08/03

ヨーイチ

13
遅咲きの山田風太郎読み。もう一冊追加。連鎖小説と云う形式は腕はいるだろうが、とっても素敵。連載形式がこういう形を生んだのではないか、と愚考する。例の『忍法XX』号令も月刊誌連載事情から生まれたらしく、連載形式は読者ではあまり気がつかないが、やはり作品に影響を与えているのであろう。ちゃんとした推理物(笑)で珍しく健全。大昔から文庫の書棚で見かけては、作者名を見て素通りしていた。エロ小説家だと思い込んでいた。確かにエロとグロテスクなのだが、笑い飛ばせる器量が昔は無かったのだろう。2012/10/14

たみき

7
あの大岡越前の娘が主役。彼女が六人の女囚人の再調査をしていく。彼女達それぞれのエピソードは哀れで、硬派な内容が相変わらず読ませる。けどお竜さんが愛らしく、山田さんの作品には珍しく?、爽快でポップな印象をもった。この硬と軟のバランスはさすがだなあ。で、まさか最後にああつながるとは思わなかったので驚愕した。またやられた!という気分。大満足の一冊。あと女牢屋の劣悪な環境に驚いた。男も女も関係ないな。イジメ、ダメ、ゼッタイ。2012/10/08

風鈴黒餡

6
男が作った世の中で、罪を犯した女を男が裁くのは不公平!と、言い出したのはまさかの大岡越前の娘。もうこの時点で「そうそう!これが風太郎だよ!」と拍手してしまった。当時の風俗に絡んだ奇怪な事件を、女郎やヤクザに変装しながら次々に解決していく姫君がとにかく可愛過ぎる。一方で、残酷なリンチが罷り通るおんな牢内の勢力図を、その純真さでひっくり返していく様は痛快至極。最後には(例の)大きな陰謀に斬魔の剣で立ち向かう格好良さも加わって、もはや無敵。全部入りの最高の娯楽作品でした。げんまん!2013/01/11

hirayama46

3
年始恒例の山田風太郎読み。普段は忍法帳なのですが、種切れなのでこれを。いちおうは長編という体裁を取っていますが、実際には連鎖式連作短編でしょうか。ミステリとしてはちょっと物足りないかな、という事件もちらほらありますが、やっぱり細かいところの技工の凝らし方はさすが山田風太郎だなあ、と思いました。2013/01/02

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