出版社内容情報
日本人に「100m9秒台」はDNA的に不可能なのか?
世界トップアスリートのDNAを集めた英国研究者の調査等で「金メダル遺伝子」とも呼ぶべき遺伝子の存在が明らかになった。最先端の科学技術はスポーツ界に何をもたらすか?(文庫化に際し、第五章を書き下ろし)
内容説明
なぜ100m走はジャマイカ系スプリンターが強く、マラソンはケニアやエチオピアなどの東アフリカのランナーが強いのか―。世界トップアスリートのDNAを集めた英国研究者の調査で「金メダル遺伝子」とも呼ぶべき遺伝子の存在が明らかになった。今、全世界で進む、アスリートたちのDNA解析。最先端の科学技術はスポーツ界に何をもたらすか?そして日本はこの流れの中、どこを目指すのか。
目次
第1章 「メダリスト」の条件となる遺伝子の発見(目に見えない秘密を探して;“DNAハンター”と呼ばれる男 ほか)
第2章 世界中で過熱するアスリートのDNA解析(北京五輪銅メダリスト・朝原宣治氏の遺伝子を解析;三六歳で筋力が衰えなかった秘密 ほか)
第3章 子どもの進路を遺伝子情報で決める親たち(遺伝子検査ビジネスが始まった;“あなたの運動能力調べます” ほか)
第4章 日本スポーツ界でDNA解析は進んでいるか?(陸上の名門大学の試み;鍵を握る“二つの遺伝子” ほか)
第5章 ロンドンオリンピックに向けて(世界記録保持者たちの遺伝子の点数は?;遺伝子タイプと記録との関係は? ほか)
著者等紹介
善家賢[ゼンケマサル]
1972年生まれ、埼玉県出身。95年、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、NHKにディレクターとして入局。金沢放送局を経て、99年に報道局に配属。社会番組部、政治番組部、スポーツ番組部などを経て、2009年から、大阪放送局報道番組部に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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tsubomi