出版社内容情報
結城 光流[ユウキ ミツル]
著・文・その他
角川書店装丁室 西村弘美[カドカワショテンソウテイシツ ニシムラヒロミ]
著・文・その他/イラスト
内容説明
時は平安。安倍晴明の末孫で見習い陰陽師の昌浩は、黄泉の封印を守るため都を奔走していた。だが、晴明の式神・紅蓮(相捧の物の怪)の魂が、封印を解く鍵として、屍鬼に取り込まれてしまう。昌浩は封印を守るため、紅蓮を自ら手にかけるしかないのか!?高淤の神から借りた神殺しの力・白い焔を手に、昌浩は封印を解かんとする宗主が潜む出雲の国へと出立するが―!?大人気の陰陽師物語、風音編、激動のクライマックス。
著者等紹介
結城光流[ユウキミツル]
米国NLP協会認定NLPトレーナーアソシエイト。2000年9月『篁破幻草子 あだし野に眠るもの』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
88
風音編4冊あっという間に読んでしまった。最終巻なのに、切なさは続く…。不覚にも泣いてしまったじゃないか。これから紅蓮との関係はどうなるんだろう。次巻への引っ張り方が巧い!勾陣や高淤の神などビジュアル的にも魅力的なキャラクターを小出しにして、超ロングシリーズになるのもうなずける。〈天狐の章〉も読むしかないな。2019/03/11
nins
38
少年陰陽師シリーズ衝撃的な第7弾。黄泉の鬼の闇に落ちた紅蓮。傷つき満身創痍な状態でも前に進もうとする昌浩。そんな昌浩に突き付けられた非情な選択。決心のつかないまま西国へ旅立つ。自分の努力ではどうにもならない大きすぎる壁。それでも全てを救おうと足掻く。戦いの中で起こる大きな犠牲。合わせて中盤からの六合と風音との話がまた涙。残された者。晴明の力をもってしても若い頃の力がなく、衰えが若干見えたりするの悲しい。若菜さんとの一瞬の対話も。ラストでも涙。失ったものの大きさは次へ。もっくんよ。次の展開どうなる。2012/06/22
roomy
23
再読。何度読んでも泣けます。昌浩の思いが痛いほどわかって苦しくなった。10代前半でこんな選択を迫られたら私だったらどうするかと考えてしまいました。早く元のもっくんに会いたいな。六合はかっこよかったですね。もうちょっと二人の幸せな時間を書いてくれても良かったのにな。2016/05/28
マサキ@灯れ松明の火
12
第7巻です(涙)切ないです…堪らなく切ないです…昌浩君がもっくんを思う気持ち…もっくん(紅蓮)が昌浩君を思う気持ち…お互いが優しすぎる故の…悲劇…この先…どうなるのですか…(泣)はやく、角川文庫さん…続きを出してください!!次の章は、まだ1冊…もうすぐ2冊目が出るようですが…真のもっくん…カムバック!!2013/04/24
koma
8
少年陰陽師の中で一番好きな話!昌浩ともっくんに自分が思っていた以上に、肩入れしていたと涙の量が気付かせてくれました(T_T)全容が明らかになり、格好良い六合に逢える!(^^)!2012/09/09