出版社内容情報
被害者の共通点はダブル・イニシャル――。嫉妬と虚栄にまみれた殺意の真相
左手首を持ち去られる猟奇的な方法で殺害された安藤亜衣理。彼女に続きII、KKとイニシャルが連続する女性ばかりを狙った連続殺人事件が起きる。幸せな結婚を脅かす犯人の狙いに迫るサスペンスミステリ
内容説明
安藤亜衣里、木村京美、市川郁子。かつて米国で起きた「Wイニシャル殺人事件」の真似をするかのように、姓名のイニシャルが同じ女性が連続して殺害された。遺体には左半身に犯人による損傷が残される共通点があった。警視庁捜査一課の刑事・井垣俊は、彼女らが同じ結婚相談所に登録していた事実に辿り着く。婚活の果てに幸福を掴んだはずの女性を狙ったのは誰か。嫉妬にまみれた殺意の真相に迫る、サスペンス・ミステリー。
著者等紹介
新津きよみ[ニイツキヨミ]
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優花 🍯モグモグ
59
多少、無理やり感があったけれど、2時間ドラマをやるにはピッタリな感じがします。堂本悠子の感の鋭さにビックリするしかありませんでした。2016/03/18
yumiDON
52
新津さん、初読みですがとても読みやすくあっという間に読み終わりました。イニシャルがゾロ目になる女性が狙われる一風変わった連続殺人事件。素人の悠子が警察よりも鋭い推理をしていて、すごい。個人的にはその路線なら、もっとサスペンス要素を強くしてもよかったかもしれない。免疫があったのか、そこまでゾワリとしなかったです。「クリーピー」のような雰囲気で書いたら、かなり怖くなりそうです。なんにせよ、他の作品も読んでみたい。2017/06/20
酔拳2
48
読んだことない作家さん発掘しようと読んでみたら、面白かったなあ。姓と名の頭文字がかぶる人ばかり殺害される連続殺人事件。さっぱり解決の糸口のない事件を追いかける。主人公の井垣俊がよかった。アナザーフェイスのテツとちょっとダブるね。もう1人の主人公の悠子もなかなか鋭い。そして最後はそうだったのかー!のオチ。最初のシーンがここでねぇ!と感心しました。新津センセ、他の話も読んでみたい。2016/12/22
mihya
45
読みやすかったけど、結末はちょっと微妙かなぁ。 私は選択制夫婦別姓を願っていたんだが、色々と不便があって入籍し、夫の姓になったクチ。おかげでWイニシャルになった。でもローマ字だけで、ひらがなはゾロ目ではないので狙わられることはない。大丈夫!2022/10/03
mr.lupin
44
結婚して苗字と名前が「ダブル・イニシャル」になった女性が連続して殺害された。遺体には左半身に犯人による損傷が残される共通点があった。警視庁捜査一課の井垣刑事が事件を追う。本の帯にもあったが、テンポのよさとスピード感は味わう事ができた。しかし殺人の動機が、今一つ弱かったような。もう一捻りあると良かったかな。それと井垣とデザイナーの悠子との関係も、もう少し進展があれぱ良かったかな。 ☆☆☆★★2020/12/07
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