出版社内容情報
『ジェノサイド』を凌ぐ、ノンストップ・エンタテインメント!八神俊彦は自らの生き方を改めるため、骨髄ドナーとなり白血病患者の命を救おうとしていた。だが、都内で連続猟奇殺人が発生。事件に巻き込まれた八神は患者を救うため、命がけの逃走を開始する――。
高野 和明[タカノ カズアキ]
著・文・その他
内容説明
八神俊彦は自分の薄汚れた人生に区切りをつけるため、骨髄ドナーとなり白血病患者を救おうとしていた。しかし移植を目前にして、都内で連続猟奇殺人が発生。事件に巻き込まれ、容疑者として手配された八神は、命がけの逃走を開始する―。八神を追う警察、謎の集団、そして殺戮者・墓掘人。八神は追跡をかわし、患者の命を救うことが出来るのか?稀代のページターナーが放つ、ノンストップ・エンタテインメント。
著者等紹介
高野和明[タカノカズアキ]
1964年生まれ。2001年に『13階段』で第47回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。著書に『幽霊人命救助隊』、『夢のカルテ』(阪上仁志との共著)など。11年、『ジェノサイド』で第2回山田風太郎賞を受賞。自著のドラマ化『6時間後に君は死ぬ』では脚本・監督も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫綺
125
講談社文庫にて読了。ハラハラドキドキヒヤヒヤバクバクのオンパレード!楽しかった♪2017/06/01
りゅう☆
104
死んだ状態のままに保存された死体が見つかった。一方、悪党八神が生まれ変わるためのチャンスとした骨髄移植のために入院を控え、知人にお金を借りようと尋ねたら知人が殺されていた。それからある共通点を持つ者たちが次々に殺される。その昔、魔女狩りを行っていた異端審問官たちが蘇った死者『グレイヴディッガー』によって殺された事件を彷彿させるという。八神は無事に病院に着くのか?信じてたものに裏切られた?二転三転する展開が面白い。度重なる危機にハラハラし、検察や政治家の隠蔽に辟易し、墓堀人という名の殺人者の正体に驚き→2017/06/30
nobby
74
〈文庫本で登録し直し〉この逃走劇の躍動感は半端でない。映像で見てみたいけど難しいだろうなぁ。読み始めは、骨髄移植とか連続殺人とかカルト集団とか全く結びつかないが、中盤から一気読み!特に骨髄ドナーでなければ成り立たない伏線の回収にはなるほど。最後のホラー要素と小坂の動きは何かあるのか分からないけど…やっぱりジェノサイド読みたいなあ(笑)2012/09/23
HoneyBear
68
読みやすいし面白い。ただただ感服。高野氏の小説にはどれにも驚かされるが、これまでどのようにしてこのような想像力と創造力を培ってきたんだろう?2018/12/30
ちょろこ
65
スピード感半端ない、一冊。骨髄ドナーの八神が何者かに追われる、何としてでも病院にたどり着かなければドナーの命が危ない。そんな逃走劇の裏側でおきた連続殺人事件。八神は何故に追われるのか、二つの接点、事件のキーワードは何か…。読ませるスピードはもちろん、八神の序盤のトライアスロン並みの逃走劇からスピード感半端なく、とにかく手に汗握る連続だった。他作品でも感じたけれど逃走劇を描くのがなんとも上手い作家さんだ。そして悪の下にもきちんと善の顔があった八神のキャラ設定がなんともニクい。2016/02/26
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