出版社内容情報
ミチヲ&マミコ、ついに決着!?
自他ともに認める幽霊詐欺師となったミチヲに新たな試練が! さらにインポッシブルとなったミッションは、果たして成功するのか!? そしてミチヲの背後に暗くかわいくたたずむマミコとの関係は!?
内容説明
サカキとのゲームに大勝利を収めてしまったミチヲの背中に、めでたく戻ってきたマミコ。その愛情アピールは激しさを増し、今や披露宴を夢見る乙女となっていた。そんな中、カタリはミチヲに、溜まる一方の借金返済のため、その原因となった女・久米宮ユカリの霊から金を騙し取ることを提案するが…。ミチヲの運命は?カタリの真実とは?そしてマミコの儚い願いの行く末は!?今宵『首なし館』で一世一代の宴が始まる。
著者等紹介
黒史郎[クロシロウ]
1974年生まれ。2006年「夜は一緒に散歩しよ」で第1回『幽』怪談文学賞長編部門大賞を受賞し、注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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papako
55
シリーズ完結!なんとミチヲをはめたユカリの霊が登場。ミチヲはマミコと偽装離婚!?ミチヲの祖父が亡くなったり、カタリはミシェルと決着つけたり。ラストは念願の結婚式&ご懐妊!となんとも怒涛の展開&まさかの奴隷生活復活。ミチヲ、さびしんぼすぎだし、ダメすぎでしょう。まぁ、おさまる形に落ち着いたってことで。いいのか?しかし『チゲ鍋』から『切りたてトマト(の断面)』って、昇格なのか?とにかく容赦ない描写が笑いを誘う。とにかくこの値段で買えたのはお買い得!楽しかった!アノコ、無事に育つといいねぇ。2017/10/13
藤月はな(灯れ松明の火)
28
遂にマミコさんと結婚!!しかもご懐妊(笑)披露宴で喜び、キスする時に愛する人の名を呼び、ケーキ入刀は死体の解体の如し、愛する人を温めるために山火事さえも起こしかねなかったマミコさん(爆)が色々、可愛すぎて悶絶です^^ホテル一千夜話ってバートン版からかっ!とツッコミ所や笑いのツボに入る所(一番、ホラーなオルゴンドールの施術、市松となったミチヲ君と爆笑のカタリなど)、カネコやぽんぽん丸の過去など明かされないことがありながらもこれで御仕舞い。ミチヲはマミコさんの尻に敷かれそうだけど末永く、お幸せに。2012/05/24
こうづき
22
我慢できずに2・3巻を一気読み。いま不思議な読後感に襲われて戦慄している……ほのぼのあったかな「良かったね!」って気持ちと、がっつりホラーを読んだぞ! 電気消して寝られない! という感覚が絶妙なバランスで襲ってくるこの感じは何なのか! 読んでる途中も切なさに号泣したり、愛し合う夫婦にニヤニヤしたりで忙しかった。すごく面白かったです。良かった。2015/02/07
ラルル
17
3巻目は流石に少しダレ気味な部分もありましたが、なんとか無事終われたといった感じ(笑) 途中の婿探しは要らないなーというのが正直な所ですが、マミコさんすっかりギャグパートになってしまい終始愛すべきキャラでした。2015/06/16
Nanami
16
後半駆け足感がすごかったですが、とりあえずめでたしめでたし(?)。チゲ鍋幽霊のマミコさん、面白すぎます。すべての登場人物が謎過ぎて、もっと掘り下げて読んでみたかった。ここから続く怪談撲滅委員会、早く続きが読みたい! ミチヲも出ないかな?2015/06/04