角川文庫<br> 門 (改版)

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角川文庫
門 (改版)

  • 夏目漱石
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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041001097
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

高橋 橘苑

19
「三四郎」「それから」「門」は、三部作と言われている。それぞれの主人公達は、生きるという単純な事象について、あたかも逡巡するかの如くに映る。懐疑の沼にはまってしまった人の様でもある。三四郎の与次郎、それからの父、門の宜道という登場人物に比して、彼らは目的に直線的になれない。年譜では、「門」発表当時の漱石は、沢山の子と門下生に囲まれながらも、神経性の胃病に苦しんでいる。逆説的ではあるけれど、幸せであればあるほど不幸にならざる得ない。文学はもしかすると、漱石の過敏な精神を癒す心のオアシスでもあったのだろうか。2015/10/03

たかぼー(人身御供)

14
宗助夫婦のやり取りを眺めてるだけでも十分面白かったのだが、途中から雲行きが妖しくなる。ハッキリせずもどかしさが残るが、ある意味ではそれがリアルなのだ。ただ自分としては宗助とお米のやり取りだけで十分満足だ。そこから物語が生み出されていくが、普通に二人、火鉢を挟んでぽつぽつと言葉を交わす姿だけで、もうお腹いっぱいありがとうございました。2013/02/19

Tomoko.H

12
また…どうして手ぬぐい柄の装丁のがないのよ!仕方ないから同じ角川で登録。『三四郎』『それから』そしてこの『門』。テーマは恋愛。経済的に不自由でいて、こう希望もなく暮らしていけるものだろうか。野心がなければ苦しむこともなく、足るを知り二人で居れば満足…するしかない、という諦観がなんとも。なんか…事故に遭ったような、嵐のような恋だね。その償い?でもそんなに悪いことだったのかなと思った。動揺のあまり禅寺に入門する宗助。しかし門は開かれなかったのだ。2017/01/06

algon

11
「三四郎」で提起された「迷える羊」という愛のイメージは「それから」を経てこの作品でとりあえず落ち着いた形を見せる。市井の隅でひっそり暮らす宗助とお米の夫婦はかつての環境から社会的制裁を受けた道ならぬ愛の末路の形だった。その暮らしぶりと、思わぬ所から過去が牙をむき懊悩する宗助を描き、遂には禅門を叩いて宗教の救いを試すが失敗、やがて春がきて夫婦にも温かな日がさしてくる…。何気ない会話や夫婦の佇まいに憧憬を抱いた若い頃を思い出した。この雰囲気に惹かれ漱石作品の中で個人的に1番好みの本だった。ほぼ音読で楽しんだ。2020/05/14

まさちゃん

10
連れ添うべきでない人と生きることに決めた宗介の、細君との暮らしと、罪の苦しみを描く作品。時間が癒してくれるものと思い、静かに過ごしていたが、四季が巡るかのように、傷がまた開いてしまう。禅に救いを求めても、答えを得ることはできずに、門外で立ち尽くすかのような描写と、小説最後の宗介の台詞が、いかにも物寂しい。静かな気持ちになる。夏目漱石の作品は3作目だが、なかなか好きだ。2016/09/25

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