角川文庫<br> 口は禍いの門―町医北村宗哲

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角川文庫
口は禍いの門―町医北村宗哲

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041000663
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

人生の滋味あふれる人気シリーズ第3弾!

今村芳生なる医師が宗哲を訪ね、官医には蘭方(西洋医学)を禁ずる旨の達しに不満をぶちまけた。相手にされぬとみると、将軍家御匙の楽真院に直談判に及んだ。辟易した楽真院から対処を命じられた宗哲だったが…。

内容説明

病気を治す腕は一流、厄介事を解決する知恵も一流、宗哲の医院は今日も大繁盛だ。今村芳生なる蘭方医が宗哲のもとを訪れ、“本道(内科)に限っては官医に蘭方を禁ずる”という幕府の達しに、激しく不満を述べた。宗哲が相手にしないとみると、漢方医で将軍家御匙の楽真院と老中首座に直談判に行く始末。辟易した楽真院から、今村の口を封じられないか、と相談を受けた宗哲だったが…。人情の機微に触れるシリーズ第3弾。

著者等紹介

佐藤雅美[サトウマサヨシ]
1941年兵庫県生まれ。早大法学部卒。85年『大君の通貨』で新田次郎文学賞、94年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lara

98
佐藤雅美氏の作品は、初めてでしたが、なんだか慣れた、老練さを感じました。ところどころ「うんちく」を披歴する場面もありましたが、ご愛敬。短編8話が部分的につながり、元やくざの町医者という、珍しい設定ですが、それゆえに、いろんな人たちとの関わり方が面白い。シリーズ物の最終巻を、最初に読んでしまったようですが、まそれはそれで、この後、第一巻を読んでみるのも、一興かなと。2021/02/23

kei302

59
相も変わらず、縄張り争いに振り回される宗哲。患者さんや、評判を聞きつけた人たちからの相談事、引きも切らず出、大忙し。言い訳をしながら品川へ往診にゆく宗哲がかわいい(?!)2022/01/23

baba

29
再読。医術の指示は的確でいつもにぎわう宗哲の診療所に様々な患者や難問が持ち込まれる。さらに、任侠の縄張り争いに関わり合いたくないが、巻き込まれる宗哲。表題作はなるほどと頷かされる。2017/02/07

蕭白

5
侠客の争いの行方が気になります。2017/03/17

水上つた

3
読みやすかったです。 なんやかやと昔の世界に関わってますね。2021/11/26

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