角川文庫<br> 翔べ麒麟〈上〉

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角川文庫
翔べ麒麟〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041000281
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

唐の高官として君臨した阿部仲麻呂、陰謀埋めく政界を描く歴史活劇!

大唐帝国、華の都長安。朝衡、すなわち阿部仲麻呂は、皇帝の信頼を得、政界で日本人文官として活躍していた。藤原真幸ら遣唐使一行は、新羅王子誘拐の汚名をかぶせられ、朝衡に救いを求めるが。

内容説明

藤原広嗣の庶子、真幸は遣唐大使護衛士として大陸へ渡った。長安には玄宗皇帝の信頼を一身に集める日本人高官、朝衡すなわち阿倍仲麻呂がいた。在位四十年、玄宗は楊貴妃への愛に溺れていた。帝国の財政、司法、警察の絶対権を司る男、楊国忠。兵馬の大権を握り、辺境に陣取る安禄山。二人が衝突すれば、国難は必至。智謀に優れた吉備真備が加わり、各人の思惑が錯綜する中、真幸は思わぬ役割を命ぜられ―。壮大な大河小説。

著者等紹介

辻原登[ツジハラノボル]
1945年和歌山県生まれ。90年「村の名前」で芥川賞、99年『翔べ麒麟』で読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞、05年『枯葉の中の青い炎』で川端康成文学賞、06年『花はさくら木』で大佛次郎賞、10年『許されざる者』で毎日芸術賞、11年『韃靼の馬』で司馬遼太郎賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

52
唐の玄宗皇帝の御代、日本から第11回遣唐使が出発した。その船に乗って唐に渡った留学生藤原真幸から見た唐と彼の活躍が活き活きと描かれる。国際都市唐は、世界中から人々が集まってくるだけでなく、政治に携わる人々も国際的。「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも」の短歌でしか名を知らなかった阿倍仲麻呂が、唐で朝衡と名を変えて玄宗皇帝の寵臣として活躍していたとは。王維、李白、顔真卿と漢詩や書道で名を知っている人々が、生の人間として描かれているのも、読んでいてうれしい。2016/03/25

KAZOO

23
「村の名前」に連なる作品なのでしょう。唐時代の中国について書かれていて結構有名人が出てきます。顔真卿などが出てくるとは思いませんでした。読んでいて近い時代を書いた夢枕獏さんの空海の話を思い起こしてしまいました。それよりももう少し文学的な色彩があります。2014/07/28

もりやまたけよし

22
遣唐使が話のテーマ。よく考えれば彼らはいったい中国で何をどのようにしていたのかという記載は教科書にはない。なかなか興味深い話と思った。阿倍仲麻呂なる人物を主軸にしたところで少しづつ実態が判明しました。唐の権力闘争の話だったんですね。壮大なテーマでビックリしました。2024/12/21

河内 タッキー

14
阿倍仲麻呂や吉備真備、玄宗皇帝、楊貴妃、楊国忠、安禄山といった名前はよく知っている登場人物だが、実際何をした人かは全然知らなかった。どこまでがフィクションなのかわからないが、それぞれの思惑が絡み合ってどういう展開になるか?上巻が終わりやっと動き出す気配。2018/07/09

みっちゃんondrums

10
実際は文春文庫版で読んだが、イメージが登録されていなかったので、角川版で登録。唐の玄宗皇帝が楊貴妃に惑溺し、楊氏一族が政権を握る中、主人公である青年藤原真幸が遣唐使の一人として来唐する。その昔、遣唐使として来唐し、皇帝に気に入られ日本に帰ることを許されなかった朝衡=安倍仲麻呂が以前から政権内で力を持ち、楊国仲に敵視されている。その血なまぐさい政権争いに真幸も含めた遣唐使たちも巻き込まれる。国内、国際政治の丁々発止や、長安の国際性が興味深いし、国を越えた友情や恋も盛り込まれて楽しめる。2014/11/18

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