出版社内容情報
安倍晴明の末の孫・昌浩が悪鬼怨霊を退治する!! 人気シリーズ第5弾!!
時は平安。悪夢に悩まされている見習い陰陽師・安倍昌浩に雑鬼たちが、いやな感じの百鬼夜行が都に近づいていると知らせてくれた。一方、祖父・安倍晴明の命を狙う女術師・風音が、昌浩にも襲いかかってきて!?
内容説明
時は平安。13歳の安倍昌浩は祖父・安倍晴明のもと、都を騒がす穂積諸尚の怨霊を調伏するなど、見習い陰陽師として修行に励む日々。そんな彼に雑鬼たちが、いやな感じの百鬼夜行が近づいていると報せてくれた。慌てて、夜の見廻りに出た昌浩は、その夜行に追われてさ迷う、か弱い魂に出くわす。一方、晴明の命を狙う謎の女術師・風音が、その後継者たる昌浩にも襲いかかってきて!?大人気の見習い陰陽師物語第5弾。
著者等紹介
結城光流[ユウキミツル]
米国NLP協会認定NLPトレーナーアソシエイト。2000年9月『篁破幻草子 あだし野に眠るもの』で作家デビュー。02年1月に発売された『少年陰陽師 異邦の影を探しだせ』(角川ビーンズ文庫)より「少年陰陽師」シリーズがスタート。累計450万部を超える大ヒット作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
89
防人の哀しい魂を導くことはできるのか?都を護るために日々命を削って闘っている昌浩、そうと知らず嫌味な敏次。それでも敏次を尊敬する昌浩はえらいなあ。十二神将の個々のキャラが見え始めて、より面白くなってきた。2019/03/10
nins
35
シリーズ第5弾。ここまでくるとシリーズものらしく、少しゆっくりな展開に入った感じ。それでも面白いのは昌浩ともっくんの掛け合いがテンポ良く飽きさせない。物語の中心は「帰ろう」という一念をもつ防人の霊。その周りで起きる事件を含めて進む。貴船の祭神が女神だったり、それを知った彰子の気持ちが動いたりとニヤリとさせる内容もありつつ、シリアス面では、紅蓮の過去が垣間見えたりなど。昌浩と紅蓮の絆がなんともいえません。十二神将も今回また新たに判明の太陰が登場。風の力を持つ神将。青龍も含んだ伏線を残しつつ次も楽しみ。2012/01/13
roomy
12
再読。2016/05/23
マサキ@灯れ松明の火
12
第5巻です。昌浩君…次々と難題が持ち上がりますね。「謎の魂」を庇って、その身の中に…「防人」無事に成仏出来るかしら?切なる願い…叶えてあげてね。昌浩君&もっくん。彰子姫…昌浩君は「紳士」だから大丈夫だけど…無防備過ぎですよ(笑)朱雀…手加減を忘れてる…敏次君、一応は人間なので、少し手加減を…って無理か…?朱雀にすれば…「恋人・天ー」にちょっかいを出す輩だからなぁ★もっくんこと「紅蓮」の過去の心の傷も見えてきました…どうする?昌浩君?2013/04/23
Haru
11
立花に思いを馳せる防人の霊に絡めたお話。「帰りたい」と思わせる人がいる幸せと強さ。それは時に呪縛や足枷にもなる。それでも、やっぱり「共にありたい」と願う人の存在はどんなものにも替え難い。昌浩と紅蓮の絆を思うと、すごく切ないけれど、同時にとても羨ましくなる。人にとって10年前は過去のことでも、永遠に等しい時を生きる神将にとっては昨日のことのように感じる、というくだりで気づく。紅蓮にとっては、まだ生々しい傷なんだな、と。2011/12/08
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