出版社内容情報
一筋縄でいかない問題。あなたなら、子どもにどう説明しますか?
デキちゃった婚って何?格差って?体罰ってなぜいけないの?どこにでもいそうな家族を舞台にしたショートコントで、社会や情報の見方を体験学習!正論だけじゃわからない世の中の、表も裏も、裏の裏までわかります。
内容説明
できちゃった婚って何?格差って?お金儲けはいけないことなの?なりたい職業って決めなきゃダメ?一筋縄ではいかない息子の疑問に、お父さんはどう答える!?どこにでもいそうな家族を舞台にしたショートコントで、社会や情報の見方を体験学習!正論だけじゃわからない世の中の、表も裏も、裏の裏までわかります。ブラックなのに、なぜかほんわか癒やされる。笑えて思わず納得の「『反社会学』流家庭教育のすすめ」。
目次
父と子のための危機管理
父と子のための思いやりの心
父と子のためのサバイバル
父と子のための英語教育
おじいちゃんと留学生のためのニッポン案内
父と子のための存在感
父と子のための離婚危機
父と子ととなりのご主人のための世代論
父と子のための犬と約束
父と子のためのナンバーワン〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ATS
7
★★★☆☆読みやすい。短いためやや物足りない。『だって世の中の問題はすべて格差が原因なんだから。逆にいえば、このように格差以外の問題なんか、ない』(P208)2016/03/07
麩之介
3
この著者にしては毒気が薄いし、一つのセクションが短すぎるような気がして少々物足りないが、面白くないわけではない。「コドモダマシ」というくらいで、はじめは「お子さん」の仕掛けてくる無邪気なようで鋭い質問に、「お父さん」が反則技(子供が読めないからといって英語の資料を使い、書いてあることを捻じ曲げたりはしていないが、その文脈を無視して引用するなど)も使いつつ回答、最終的に「お子さん」をうまいこと丸め込んでいたのが、回を重ねるにつれて、わりと正攻法の回答になっていくのが残念で、歯切れの悪い感想を持ってしまった。2014/03/12
MM
2
一編一編が短くて歯応えなく感じてしまった。ブックガイドとしても、『カモメ識別ハンドブック』などマニアックなところもあり、あまりそそられなかった。2015/07/20
す○○
2
パオロ・マッツァリーノ氏の作だから面白くないわけはない。活字漫談として楽しめる内容で、特に「父と子のための存在感」の章は、イタリアンレストランAVANTIを連想させる始まりとオチもしっかり決まり秀逸。しかし全体的にパオロさんがとても良い人に徹しており毒気の薄さに不満。私自身二女の父としてここのお父さんには遠く及ばないので、道徳観念に篤い常識人のお父さんよりも正道を軽く逸脱しているおじいちゃんに魅力を感じた。 2012/11/28
Hideki Ando
2
前提が同じでも見方を変えると違った結論になるよー。という話。頭が固くなってくると、違う見方ができなくなるので、たまに読みたい。2012/09/24