出版社内容情報
“へんな”シリーズ第二弾! あの人は今際の際にあんなことを言っていた!?
「俺、脳をやられたからもうダメだ」「神様、お化粧するまでちょっと待って」「空から亀が降ってきて事故死」等々。古今東西の著名人の意外な最期とその言葉。誰にもいつかやってくる末期の世界を覗いてみませんか?
内容説明
「妻だけは私に近づけないでくれ(トルストイ)」「神様、死ぬ前にお化粧するからちょっと待ってね(ポンパドゥール夫人)」「死に方の見本見たいから、先に死んでみて(皇帝ネロ)」「話を作るのが上手すぎて死刑(イソップ)」…ってそんな死にぎわあり!?古今東西、有名人たちの知られざる最期とその言葉。とびきり個性的で、時にトンデモな末期の世界をご堪能あれ。遺言の書き方、戒名の付け方など明日に役立つ(?)コラム付き。
目次
第1章 あの著名人の最期の意外な一言編―なぜあの人があんなことを!?
第2章 突然の事故・災難・死罪編―タイタニック号沈没で、あの一言
第3章 未練たっぷり編―死にたくないよー/誰か代わってくれない?
第4章 未練なさすぎ編―天国楽しみだなぁ/バイバイ!
第5章 へんな最期編―こんなはずじゃなかったのに!
第6章 死後も影響力のある言葉編―もしあの言葉がなかったら…
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田氏
9
文字数少なめ、文体も平易なですます調…と言えば昨今のWeb業界に於いては理想とされるものだ。それを否定はしないが、文章のみならず情報の旨味まで抜けてスカスカな例が目立つ。本書もその典型例に思えた。文字数に制限を受ける構成ではあるが、その割に単なる場繋ぎにしか見えない文言も多い。取り扱う人数の割に参考文献も少なく、それもそのはず、結局同じコンセプトの書籍のつまみ食いであった。要は粗雑なキュレーションに過ぎない。ネット上でのそれ同様、この手の本に濃密な読書体験を期待するのがそもそもお門違いか。適当に読むべし。2017/03/17
らびぞう
6
まず、本名にそそられる。もちろん、内容も楽しく読むことが出来た。特に、あの『おふくろさん』の作詞家である川内康範氏の戒名が、『えっ!』っていう感じだったのと、暴君ネロの母親の最期の言葉には、胸に突き刺さる。2012/09/29
cithara
5
読書の合間に軽~く読める本を。古本屋で投げ売りしていたので即ゲット。辞世の言葉って後世の人たちが、勝手に作ったものが多いときく。だから話半分に読んでいたのだがついつい夢中に。越路吹雪が三島由紀夫と恋人関係にあったこと、食物の「ベーコン」がフランシス・ベーコンからきていることなど、小ネタにいちいち驚くことが多かった。面白かったのは、ミッキーマウスを戦時中の日本では「ミキクチ」と呼んでいたこと。マウス→口と誤訳。笑える! 世の中まだまだ知らないことが多すぎる! 著者(夫婦)の他の作品も読んでみたい。 2015/05/23
ぴよっ子@読書停滞中
5
あんまりなタイトルだけど、死に際に残した言葉や状況集ですかねおもしろかった。ベートーベンの天国では耳が聞こえているといいなぁはしんみりする。マリーアントワネットは最後まで毅然としていらっしゃったんですね。しかし一休さんにはびっくりした。2012/09/13
ようこ
5
毎日時間のある時に少しずつ読んだ。教科書の中でしか知らなかったような人たちの最期の言葉からその人が生き方が垣間見えて興味深い。それにしても空から降ってきた亀に当たって亡くなった人、股の間から景色を見ていて頭に血が上って亡くなった人、生きているのに死んだことにされていた人などいろんなひとがいるもんだなあ。2011/12/07