角川新書<br> スキルとデキル―「能力」から見る近現代労働史

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角川新書
スキルとデキル―「能力」から見る近現代労働史

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  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040825700
  • NDC分類 366.29
  • Cコード C0236

出版社内容情報

日本において近代的なスキル重視の発想がなかなか根付かず、
デキル重視の思想が依然として根強いのはなぜか。
“ジョブに対応したスキル”を唱導する政策がうまくいかないのはなぜか。
徒弟制から、技能者養成、公共職業訓練、企業内教育訓練、OJT、そしてリ・スキリング……
労働政策研究の第一人者が「能力」の歴史をたどり、日本に蔓延するデキル重視の淵源を探る。

[目次]

第1章 産業革命期の職業教育訓練――徒弟制から技能者養成へ
 1 徒弟制の展開
 2 徒弟制の法規制
 3 実業教育の展開 ……etc.

第2章 戦時・改革期の職業教育訓練――企業で技能者を養成せよ!
 1 技能者養成の法規制
 2 職業補導の展開
 3 実業教育から職業教育へ ……etc.

第3章 近代主義の時代の職業教育訓練――技能は今や国政課題に
 1 職業訓練法による統一
 2 企業内技能教育訓練体制の確立
 3 職業教育の展開 ……etc.

第4章 企業主義の時代の職業教育訓練――技能よりも「能力」が大事!
 1 政策の大転換
 2 企業中心の職業能力開発政策
 3 公共職業訓練と技能検定 ……etc.

第5章 市場主義の時代の職業教育訓練――自己啓発からリ・スキリングへ
 1 政策の再転換
 2 「自己啓発」の時代
 3 職業教育の復活 ……etc.

補 章 諸外国の職業教育訓練
 1 イギリス――ギルド徒弟制から現代徒弟制へ
 2 フランス――企業研修の光と影
 3 ドイツ――世界に冠たるデュアルシステム
 4 アメリカ――コミュニティカレッジとプロフェッショナルスクール

終 章 日本社会を支配する「能力」概念





【目次】

はじめに

第1章 産業革命期の職業教育訓練――徒弟制から技能者養成へ
 1 徒弟制の展開
 2 徒弟制の法規制
 3 実業教育の展開
 4 技能者養成の展開
 5 職業補導の始まり
第2章 戦時・改革期の職業教育訓練――企業で技能者を養成せよ!
 1 技能者養成の法規制
 2 職業補導の展開
 3 実業教育から職業教育へ
 4 技能評価制度
第3章 近代主義の時代の職業教育訓練――技能は今や国政課題に
 1 職業訓練法による統一
 2 企業内技能教育訓練体制の確立
 3 職業教育の展開
 4 国政課題としての職業教育訓練
第4章 企業主義の時代の職業教育訓練――技能よりも「能力」が大事!
 1 政策の大転換
 2 企業中心の職業能力開発政策
 3 公共職業訓練と技能検定
 4 職業教育の低迷
第5章 市場主義の時代の職業教育訓練――自己啓発からリ・スキリングへ
 1 政策の再転換
 2 「自己啓発」の時代
 3 職業教育の復活
 4 公共職業訓練の諸相
 5 キャリア形成支援と教育訓練助成金
 6 職業能力評価制度の紆余曲折
 7 今さらながらのリ・スキリング
補 章 諸外国の職業教育訓練
 1 イギリス――ギルド徒弟制から現代徒弟制へ
 2 フランス――企業研修の光と影
 3 ドイツ――世界に冠たるデュアルシステム
 4 アメリカ――コミュニティカレッジとプロフェッショナルスクール
終 章 日本社会を支配する「能力」概念

おわりに

内容説明

日本において近代的なスキル重視の発想が根付かず、デキル重視の思想が依然として根強いのはなぜか。”ジョブに対応したスキル”を唱道する政策がうまくいかないのはなぜか。徒弟制から、技能者養成、公共職業訓練、企業内教育訓練、OJT、そしてリ・スキリング…労働政策研究の第一人者が「能力」の歴史をたどり、日本に蔓延するデキル重視の淵源を探る。

目次

第1章 産業革命期の職業教育訓練―徒弟制から技能者養成へ
第2章 戦時・改革期の職業教育訓練―企業で技能者を養成せよ!
第3章 近代主義の時代の職業教育訓練―技能は今や国政課題に
第4章 企業主義の時代の職業教育訓練―技能よりも「能力」が大事!
第5章 市場主義の時代の職業教育訓練―自己啓発からリ・スキリングへ
補章 諸外国の職業教育訓練
終章 日本社会を支配する「能力」概念

著者等紹介

濱口桂一郎[ハマグチケイイチロウ]
1958年大阪府生まれ。83年東京大学法学部卒業。同年労働省に入省。東京大学大学院客員教授、政策研究大学院大学教授を経て、2017年4月より、労働政策研究・研修機構労働政策研究所長。専門は労働法、社会政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

23
ジョブに対応したスキルを唱導する政策がうまくいかないのはなぜか。日本においてデキル重視の思想が依然として根強いのはなぜか。「能力」の歴史をたどり、日本に蔓延するデキル重視の淵源を探る1冊。政策の掛け声が市場主義に戻っても、デキル重視の思想が根強く残っている理由を歴史に求めて、日本の雇用が長く重んじてきた背景を振り返りながら、企業内訓練の時代にジョブ遂行スキルへの社会的評価が著しく低くなったとしていて、各国の事例との比較もありましたけど、日本が年功と根性の国だったのは思い込みだとする主張は興味深かったです。2026/10/04

アナクマ

16
人材育成について政策面から詳述する。日本型雇用社会における「能力(デキル)」とは何なのか。「スキルよりも大事だなどというのは世迷言」だと言い切ります。◉序章と終章_今日までの見取り図。戦前まで-伝統的徒弟制、戦時-企業で養成、50年代-社会的な教育訓練、70年代-企業内訓練、90年代以降-市場の要請が牽引する人材育成の時代に。「能力=何でもできる一般的な能力」であり、70年代に現れた?キーワード。「特定のジョブを遂行するスキルというものに対する社会的評価が著しく低くなった時代」だった。2026/09/27

Francis

11
労働省→厚生労働省にて労働政策を担当された濱口桂一郎先生の新著です。「スキル」と「デキル」とは何じゃらほい、と思う人は多いでしょうが、要は日本では明治の近代化以降、国は国民にどのように職業上必要不可欠な技能、スキルを教育や職業訓練、職業開発などを通じて見に付けさせようとしたかの歴史・・・なのですが、それが1970年代以降どうしておかしくなってしまったかの歴史でもあるわけです。流石は濱口所長!あなたでないとこのような本は書けません。あとは小熊英二先生の「日本社会のしくみ」が近いですね。2026/10/21

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