出版社内容情報
「地ビール」と何が違う? 大手が作っても「クラフト」? 独自の発展を見せる日本のクラフトビールの現在地を北米ビール作家協会正会員がレポート。その歴史、製法、業界の課題まで。美味しく飲むために読む本。
【目次】
はじめに
第1章 ビールとビール産業の基礎知識
1 ビールとは何か
2 ビールの原料
3 ビールの作り方
4 ビール・発泡酒・新ジャンル――免許と酒税
5 装置産業であるということ
6 容器と流通
7 ビールの消費量とこれから
8 世界の大手ビール会社
9 世界各国のビール
10 ビールとクラフトビール
第2章 アメリカにおけるクラフトビールの歴史
1 アメリカとクラフトビール
2 ホームブルーと遊び心
3 対抗と独立性
4 再解釈と創造
5 過剰と反動
6 法律と地元
7 コミュニティが支える盛り上がり
8 業界団体と定義
9 ビアスタイルと品評会
10 アフォーダブルラグジュアリー
第3章 日本のクラフトビールとは何か
1 日本にクラフトビールは存在するのか
2 地ビールからクラフトビールへ
3 代表的とされるビアスタイルの変遷
4 大手ビール会社の進出
5 クラフトという概念の難しさ
6 マーケットシェアに関する誤解
7 IPA人気とホップ
8 免許と流通
9 やはり定義が必要だという理由
第4章 クラフトビールを実際に楽しもう
1 頑張らなくても大丈夫
2 ワガママになることと相対化
3 ワクワクすることの重要性
4 積極的に実験してみよう
5 ペアリングは頑張りすぎない
6 「種類が多くて選べない」という悩みは簡単に解決する
7 「乾杯」を重ねて、対話しよう
8 家飲みのすすめ
9 ビール祭りに行こう
10 開かれたコミュニティを意識しよう
11 クロスオーバーするクラフトビール
第5章 クラフトビールで考える社会
1 ダイバーシティと人権
2 健康と社交
3 ストーリーと付加価値
4 効率化と不便益
5 環境と持続可能性
6 科学コミュニケーションについて考える
7 ビアツーリズムの可能性
8 改めてクラフトビールに何を求めるか
9 日本らしさとは何か
おわりに
おもなビール祭り
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