出版社内容情報
日本史上初めて、即位のときから「象徴」であった平成の天皇。
沖縄やペリリュー島など第二次世界大戦の激戦地への慰霊の旅、国内の被災地へ繰り返しの訪問などを通して、象徴のあり方を模索してきたのが平成の天皇だった。
当代随一の歌人であり、宮中歌会始の選者を務めるなど両陛下ともゆかりの深い著者が、その御製にあふれる思いと景を読み解く。
内容説明
日本史上初めて、即位のときから「象徴」であった平成の天皇。沖縄やペリリュー島など激戦地への慰霊の旅、国内の被災地へ繰り返しの訪問などを通して、象徴のあり方を模索してきた。当代随一の歌人であり、宮中歌会始の選者を務めるなど、両陛下ともゆかりの深い著者が、その御製御歌にあふれる思いと背景を読み解く。
目次
第1章 平成への代替わりと象徴の模索(平成の大嘗祭;新しい天皇皇后の姿 ほか)
第2章 慰霊の旅のはじまり(激戦地硫黄島へ;阪神・淡路大震災 ほか)
第3章 病を乗り越える(おじいちゃんとおばあちゃん;三宅島噴火 ほか)
第4章 災害大国の象徴として(サイパン島訪問;清子さまの結婚 ほか)
第5章 果てしなき慰霊の旅、互いへの信頼(沖縄戦への思い;皇后と石牟礼道子 ほか)
著者等紹介
永田和宏[ナガタカズヒロ]
1947年、滋賀県生まれ。京都大学名誉教授、京都産業大学名誉教授、JT生命誌研究館館長。京都大学理学部物理学科卒業。アメリカ国立癌研究所客員准教授、京都大学再生医科学研究所教授、京都産業大学総合生命科学部教授・学部長、日本細胞生物学会会長などを歴任。2017年ハンス・ノイラート科学賞受賞。歌人としても活躍し、読売文学賞、迢空賞ほか多数受賞。宮中歌会始詠進歌選者、朝日歌壇選者などもつとめる。09年紫綬褒章受章。著書『歌に私は泣くだらう 妻・河野裕子 闘病の十年』(新潮社)で第29回講談社エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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